FC2ブログ

事20 「二ノ沢」 仙北市角館町白岩字堀内沢国有林


地形図とルート
snb94tz8k2n38mk0_map.jpg


▲Google Map
snb94tz8k2n38mk0_01.jpg
▲田沢湖先達発電所付近から望む本峰と和賀山塊。
snb94tz8k2n38mk0_02.jpg
▲荷葉岳の山頂から望む本峰。
snb94tz8k2n38mk0_03.jpg
▲相沢山の山頂から望む本峰。
snb94tz8k2n38mk0_04.jpg
▲アプローチ林道、生保内線の途中から眺める羽後朝日岳と本峰。
snb94tz8k2n38mk0_05.jpg
▲林道・部名垂沢線 現況EP、駐車地からスタート。
snb94tz8k2n38mk0_06.jpg
▲林道・部名垂沢線 作業道終点から部名垂沢へと降りる。
snb94tz8k2n38mk0_07.jpg
▲渡渉するには少し水量があるかな?でも長靴だったので何とか対岸に渡渉できた。
snb94tz8k2n38mk0_08.jpg
▲対岸にピンクテープが続く小径を発見。
snb94tz8k2n38mk0_09.jpg
▲草が繁茂している季節はこの小径は使い物にならないと思う。
snb94tz8k2n38mk0_10.jpg
▲二ノ沢から取り付き尾根を望む。
snb94tz8k2n38mk0_11.jpg
▲ヒノキの稚樹が繁茂している枝尾根を登る。
snb94tz8k2n38mk0_12.jpg
▲ヒノキは造林したものであろうか?藪も薄く登りやすい出だし。
snb94tz8k2n38mk0_13.jpg
▲少し広い尾根だが、尾根の主線を外さないように進む。
snb94tz8k2n38mk0_14.jpg
▲ヒノキの林は余計な柴や笹が無くて良いと思う。
snb94tz8k2n38mk0_15.jpg
▲ようやく残雪が現れてきた。
snb94tz8k2n38mk0_16.jpg
▲この残雪を繋いでいけるだろうか?snb94tz8k2n38mk0_17.jpg
▲本日は期待できる天気。早く山頂に辿り着きたい気持であった。
snb94tz8k2n38mk0_18.jpg
▲残雪は繋げなかったが、藪が薄くて登りやすかった。
snb94tz8k2n38mk0_19.jpg
▲登りやすいところは残雪を、滑落しそうな場所は藪を漕いで順調に進んだ。
snb94tz8k2n38mk0_20.jpg
▲この状態だと山頂まで残雪が続いているように思えた。
snb94tz8k2n38mk0_21.jpg
▲なかなか良い感じで残雪が繋がり、さらに高度を上げる。
snb94tz8k2n38mk0_22.jpg
▲残念ながら残雪が途切れた場所もあったが、藪漕ぎ区間は短かった。
snb94tz8k2n38mk0_23.jpg
▲何日か前の先行者の足跡。先人はこの尾根を下ってきたようであった。
snb94tz8k2n38mk0_24.jpg
▲もう山頂まで残雪が途切れることはないでしょう。
snb94tz8k2n38mk0_25.jpg
▲次第に傾斜も緩んできて登りが楽になってくる。
snb94tz8k2n38mk0_26.jpg
▲森林限界を超えて高揚感が増してくる。
snb94tz8k2n38mk0_27.jpg
▲もう、周辺の素晴らしい眺望に見とれ始めて山頂への歩みが遅くなる。
snb94tz8k2n38mk0_28.jpg
▲ついに二ノ沢畚の絶頂へ!しかし、残雪があり標石が埋もれていないか心配になる。
snb94tz8k2n38mk0_29.jpg
▲山頂に到着!消雪している所もあって期待感が増してくる。

▲ストリートビュー(パノラマ)
snb94tz8k2n38mk0_30.jpg
▲辛うじて三角点標石を発見。
snb94tz8k2n38mk0_31.jpg
▲標石
snb94tz8k2n38mk0_32.jpg
▲上部
snb94tz8k2n38mk0_33.jpg
▲簡易レベル測定
snb94tz8k2n38mk0_35.jpg
▲部名垂沢の源頭部と羽後朝日岳。
snb94tz8k2n38mk0_36.jpg
▲気が付くと羽後朝日岳の山頂に人影が見えた。
snb94tz8k2n38mk0_37.jpg
▲秋田駒方面の景色。
snb94tz8k2n38mk0_38.jpg
▲和賀山塊、奥羽の脊梁の峰々。
snb94tz8k2n38mk0_39.jpg
▲太平山、大仏岳、森吉三、田沢湖、八幡平、秋田駒と素晴らしい眺望に感激!
snb94tz8k2n38mk0_40.jpg
▲荷葉岳、秋田駒、岩手山など。

▲山頂からの眺め 動画 YouTube
---基準点詳細---
基準点コード:TR35940363001
点名:二ノ沢
俗称:二ノ沢木瓜
所在地:秋田県仙北市角館町白岩字堀内沢国有林1173林班の小班
冠字選点番号:事20
種別等級:三等三角点   
地形図:鶯宿
測地系:世界測地系(測地成果2011) 
北緯:39°36′58″.7150
東経:140°45′14″.2147
標高:1189.43m
選点:明治42年05月06日
造標:明治42年06月03日
観測:明治42年08月05日
備考:小木曽 詵次郎
---訪点記録---
訪問日:2017.04.24
自動車到達地点:林道・部名垂沢線 現況EP
歩道:二ノ沢出合いまで作業道あり。以後、道なし(上部 残雪)
周辺:山林・灌木類
状態:正常(傾斜あり)
保護石:0個確認
出発時間:05:43 駐車地
到達時間:08:33 三角点到達
出発時間:10:04 三角点出発~三等三角点 事19「形部沢」経由
到着時間:13:08 駐車地
全行程:445分
備考:
---訪点の記---
 探訪の一週間前に、近くの三角点を探訪した際に下見にきたていたが、八木沢にかかる橋から残雪があり、入山地点を確認することができなかった。

 探訪当日は、すっかり消雪していたが、車が侵入した形跡がなく、落石や倒木を撤去しながら何とか部名垂沢支線 現況EP駐車地まで車で進入することができた。

 駐車地から少し戻って部名垂沢へと下る林道跡を辿った。ジムニーのような車高の高い車であれば、沢岸まで車両進入が可能のようであった。

 部名垂沢へと降り立ったのだが、雪代で少し水量が多く流れも速かったので、渡渉する場所に悩んだ。少し進むと大きな枯れ松の流木があり、周囲にあった倒木で橋を架けて渡ったが、長靴で来て正解だった。

 左岸に渡ると山際に治山堰堤の作業道があった。ピンクテープが短い間隔で置かれていたが、盛夏では藪で歩けないはずである。

 二ノ沢の出合いまで来ると、さっそくお目当ての枝尾根に取り付いた。ヒノキの稚樹が繁茂していて煩かったが、この最初の区間を過ぎると歩きやすくなった。

 この尾根は、予想とは違って薄い藪の緩斜面が続いた。景色は稜線にでてから楽しむつもりだったので、黙々と登り続けた。周辺はヒノキやダケカンバ(造林地?)にブナやミズナラが混じる林層であった。

 標高700m付近から残雪が現れたが、利用できるほどの量ではなかったので無視しながら進んだ。標高750mほどから背後に秋田駒の姿を確認することができ、残雪も少し踏むことができたが続くまでにはいたらなかった。林層もブナが主体となり笹が林床を独占していたが、それでも藪は薄くて進行を妨げるほどでもなかった。その後も残雪を利用したり藪を漕いだりしながらの登りが続いた。

 途中で、誰かが単独でこの尾根を何日か前に下ってきた足跡を見つけた。また、次第に眼下の景色も開けてきて気持ちも高ぶった。突然、毛替わり中のウサギが駆け上がっていく。巨木が林立するブナ林を残雪を踏みしめながら確実に登った。

 標高1100mを超えると眺望抜群であった。森林限界を超えはじめ、矮化したブナが点在する真っ白な雪の尾根は眩しかった。アイスバーンではなかったが、クラスト状の雪はスパイク付長靴では不安定で、その矮化したブナ沿いに進んで安全を確保しながら進んだ。

 ようやく山頂が見え始めると、未だ厚く雪が残っているように見えたが、いざ到達してみると絶頂部分だけが消雪していた。

 眼下の大カッチ沢から立ち上がる包丁峰の峻険さが際立って見えた。その背後には、一層高く羽後朝日岳がそびえたっていて、雪崩の轟音が谷中に響き渡るなど迫力満点であった。

 そして、三角点の標石は幸運なことに、融雪が進んで角だけが露出している状態で、容易に見つけることができた。まさに山に導かれたような完璧なロケーションに、山の神に感謝せずにはいられなかった。

 山頂では大休止をした。途中で羽後朝日岳の山頂に人影が見えた。向こうも私を見つけたであろうか。まだ羽後朝日岳に続く包丁峰には、多くの残雪が繋いでくれているようで魅力的に感じたが、本日は、西側の尾根 通称”ダイゼン長根”の端にある三等三角点を目指すため、羽後朝日岳への想いは次回に残しておくことにした。そして、名残惜しい二ノ沢畚の山頂を、後ろ髪がひかれる思いでダイゼン長根を降りて行った。

→ 三等三角点 事19 「形部沢」へと続く。
---地名の由来・追記など---
★二ノ沢畚 数え始めた方から二番目にある沢。畚(もっこ)副詞もっこりに通じ、丸みをおびた突起をいうか。
抜粋「地名用語語源辞典」楠原 佑介・溝手 理太郎 P619 モッコ
関連記事
スポンサーサイト



この記事へのコメント

トラックバック

URL :

凸山岳登頂人数
プロフィール

デコ山さん

Author:デコ山さん
秋田県内に設置された、三角点の探訪記。

主に、明治時代に設置された一等~三等三角点を訪れています。

また 標石を含めた現地の周辺調査、地名や点名の由来なども掲載しています。

秋田県内で、藪の中をゴソゴソとやっている人がいたら、それは私です。

検索フォーム
カテゴリ
日記 (0)
藪漕ぎ (1)
鳥獣類 (1)
このサイトについて (1)
郷土資料 (1)
年度別 (7)
秋田市(108) (93)
一等三角点 (2)
二等三角点 (10)
三等三角点 (81)
男鹿市(30+位置図) (31)
一等三角点 (1)
二等三角点 (3)
三等三角点 (26)
潟上市(10) (10)
二等三角点 (1)
三等三角点 (9)
大仙市(110+位置図) (111)
一等三角点 (1)
二等三角点 (14)
三等三角点 (95)
仙北市(132) (96)
一等三角点 (3)
二等三角点 (15)
三等三角点 (78)
大館市(110) (0)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (0)
北秋田市(131) (20)
一等三角点 (1)
二等三角点 (1)
三等三角点 (18)
由利本荘市(151+位置図) (153)
一等三角点 (3)
二等三角点 (21)
三等三角点 (128)
にかほ市(34+位置図) (35)
一等三角点 (3)
二等三角点 (4)
三等三角点 (27)
横手市(81+位置図) (82)
二等三角点 (8)
三等三角点 (73)
能代市(57) (36)
一等三角点 (1)
二等三角点 (5)
三等三角点 (30)
湯沢市(101) (101)
一等三角点 (2)
二等三角点 (11)
三等三角点 (87)
鹿角市(88) (1)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (1)
五城目町(23) (13)
一等三角点 (1)
二等三角点 (1)
三等三角点 (11)
八郎潟町(3) (3)
三等三角点 (3)
井川町(7) (6)
二等三角点 (2)
三等三角点 (4)
美郷町(26) (25)
一等三角点 (1)
二等三角点 (2)
三等三角点 (22)
藤里町(34) (10)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (10)
三種町(28) (23)
二等三角点 (1)
三等三角点 (22)
八峰町(29) (16)
二等三角点 (2)
三等三角点 (14)
羽後町(30) (30)
二等三角点 (2)
三等三角点 (28)
小坂町(23) (0)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (0)
大潟村(15+位置図) (15)
二等三角点 (2)
三等三角点 (12)
上小阿仁村(27) (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (0)
東成瀬村(32) (30)
一等三角点 (2)
二等三角点 (4)
三等三角点 (24)
車両経歴 (1)
リンク
横手市の巨樹・巨木
横手市の巨樹・巨木のページ
お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文: