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景26 「三滝」 由利本荘市鳥海町百宅字奥山手代沢国有林


地形図とルート
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▲Google map

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丁岳から望む本峰。
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▲林道・三滝山線EPからスタート 。
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▲枝尾根に取り付いたが激藪が待っていた。
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▲これでも背丈を越える藪!蔓植物も混じってなかなか進めない。
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▲県境稜線の藪!枝尾根よりは少し楽な感じ。
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▲真新しい熊さんの痕跡。木の上には熊棚があった。
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▲北側にある二等三角点峰 津武久良
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▲県境にあるP972(手前)と奥に遠上山
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▲三滝山の山頂手前。これでも藪は薄い方である。
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▲今日はこれがないと進めなかった。
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▲ようやく三角点に到達。設置者はあの柴崎芳太郎氏

▲ストリートビュー(パノラマ)
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▲標石
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▲上部
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▲簡易レベル測定
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▲保護石(4個)が面白い。何かの標石を割って利用している。
農商務省山林局設置の主三角点か?
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▲三滝山からはピストンしないで、そのまま県境を北東へと進む。
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▲丁岳方面の景色。
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▲P972山頂は藪。
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▲P972の肩から遠上山を望む。
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▲下りの枝尾根はルートファインディングが難しかった。
少しのさじ加減で尾根から外れ、左右どちらかの沢へ引きずり込まれそうになった。
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▲下降に使うお目当ての枝尾根は猛烈な笹と灌木。何度もルート修正を試みた。
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▲やっと中ノ沢に降り立つ。このあと、滝見物と休憩してから林道へ復帰。
---基準点詳細---
基準点コード:TR35840416301
点名:三滝
俗称:三滝山
所在地:秋田県由利本荘市鳥海町百宅字奥山手代沢国有林1052林班ほ小班
冠字選点番号:景26
種別等級:三等三角点   
地形図:鳥海山
測地系:世界測地系(測地成果2011) 
北緯:39°03′03″.8906
東経:140°10′16″.7782
標高:986.40m
選点:明治42年05月05日
造標:明治42年06月08日
観測:明治42年08月25日
備考:柴崎 芳太郎
---訪点記録---
訪問日:2015.09.21
自動車到達地点:林道三滝山線EP
歩道:なし
周辺:山林
状態:正常
保護石:4個確認 (農商務省山林局設置の標石か)
出発時間:06:50 駐車地
到達時間:10:56 三角点到達
出発時間:12:05 三角点出発
到着時間:14:44 駐車地
全行程:474分
備考:
---訪点の記---
 2015年の山行後半戦のスタートは、鳥海山の東にある山塊の最深部から始めることにした。「三滝山 986.4m」である。新田次郎の小説「劔岳 点の記」の主人公、柴崎芳太郎が設置した三角点がある山でもある。

 上玉田川より中ノ沢にある三滝沢林道終点までアプローチ。林道は地形図に記載の終点から約0.26kmほど手前で終わっていた。身支度を整えて出発しようとすると一台の軽トラがやってきた。聞けば地元の人で、この付近の情報やルートを探ってみたのだが、やはり三滝山へのルートは知らないようだった。しかし、中ノ沢を詰めて山形県側に行ったことがあるとの事だった。また、向って右側の尾根(838m)へは杣道と少し先の枝沢を詰めて登る方法があるそうだったが、私は予定通りに、その枝沢の南側の枝尾根を登ることにした。

 枝尾根は急斜面で灌木の藪が続き高度を上げるごとに密度が濃くなっていった。尾根上(C838)からは踏み跡があったが、いつしか藪に阻まれ消えてしまった。C838からP944までは濃密な笹藪が続いた。それに加え、蔓植物も多くて進み続けるのが困難に感じた。梢越しに目指す三滝山の頂が遠かった。

 P944に行かずにトラバースしながら県境線を東進すれば良かったが、せっかく来たのだからとP944に立ち寄った。私はここで勘違いをして反対方向の南西へ進んでしまった。すぐに間違いに気が付いてルートを修正。ここからは県境稜線を進んだ。P944までの激藪からすれば歩きやすい方であった。途中でブナの木に熊の新しい爪跡があり、木の上には熊棚があった。

 三滝山の直下に少し深い鞍部があり、通過後は再び笹藪。傾斜が次第に緩くなって山頂に到着。約3kmを実に4時間も費やした。三角点はすぐに見つかったが、4個ある保護石が変わっていた。何かの標石を砕いて斜めに埋め直して保護石としているようである。材質は御影石のようなもので直径15cm、彫っていた文字は消しているようだが、農商務省山林局で設置した主、次三角点がこの規格に当てはまる。

 時間が押してきたので、少しの休憩と写真撮影の後に出発。先程のP944と同じ間違いをしないようにルートを確認して県境稜線を北東に進んだ。

 こちらの県境稜線は三滝山の山頂直下で藪が少し濃いくらいで、比較的に藪も薄く歩きやすかった。途中からは踏み跡もあってP972付近まで続いた。しばらくは前半の藪との格闘は何だったのかと思うほどの快適さ。途中で景色も見える場所もあり精神的にも楽な行程であった。

 P972からは再び笹藪が濃くなった。尾根上もはっきりしないため、何度もルートを修正しながら目的の枝尾根を目指した。こちらの枝尾根も灌木と濃厚な笹藪となり、どちらから登ってきても激藪を一度は通過しなければいけない山であるのは確かであった。

 ルートを何度も小刻みに修正を試みながら進まないと藪に流される始末。段々と気が滅入って疲労感も増してきた。枝尾根の北側に小沢があったので、沢伝いに降りてみようと安易な考えを出してみたが、私の装備を考えると危険な判断であると考えて無我夢中で枝尾根を下った。

 ようやく中ノ沢に降りると休憩も兼ねて、ミズ(ウワバミソウのこぶ)を家族のために採集した。案の定、私が安易に降りようとした小沢には落差20mほどの3段の滝があった。やはり装備なしで安易に沢に降りてはいけないと確信した。

 もし、三滝山へ無雪期に登るのであれば、中ノ沢を少し詰めて、途中から枝沢を辿って三滝山とP972との最鞍部登り、稜線を南西進しながら頂上を目指すのが一番の近道かと思われる。
---地名の由来・追記など---
★三滝山(さんたき)三条の滝があることによるか。
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秋田県内に設置された、三角点の探訪記。

主に、明治時代に設置された一等~三等三角点を訪れています。

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秋田県内で、藪の中をゴソゴソとやっている人がいたら、それは私です。

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