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景10 「大仙」 湯沢市雄勝町院内銀山町


地形図とルート
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雄勝町院内108号線から望む本峰。
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残雪期、姥井戸山の山頂から望む本峰。
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近くの三角点峰 景04 長倉山から望む本峰。
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南沢林道入口バリケード手前から入山。
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急な尾根を登る。早々に熊の足跡を見付ける事になった。
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基本的には藪も薄く、踏み跡があるように思われる尾根をひたすら登った。
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急過ぎて息が何回も上がった。日も登り、気温の急上昇が気になった。
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藪っぽくなるが、踏み跡?獣道?が続いた。
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鉈目を発見!平成元年と五年と二回訪れているようだ。
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急斜面が終わると杉植林地となった。もちろん道は無い。
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回り込んでさらに尾根を進む。
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ニ等三角点峰 宇01 「山田」方面の景色。
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踏み跡もなくなり、ついに藪へと突入。気温も高くなり一気に体力を消耗した。
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姥井戸山の東峰 三等三角点峰 景11「烏沢」方面の景色。
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東鳥海山、遠くに焼石山塊を望む。
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激藪の中、反対の峰越しに獣の気配。お互いの存在を確かめ合いながら通過。
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この区間だけでかなりの体力消耗。この日、気温は30度程であった。
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ようやく望めた山形県側の景色。ハエとブヨの大群が管理人に襲いかかり、景色を楽しむ余裕はなかった。
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長く辛い藪漕ぎも主稜線に到達すると山頂に近付いた実感が出てきた。
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小大仙手前の斜面。水分が乏しくセーブしながら進んだ。
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小大仙を過ぎ、再び鞍部へ下ると杉造林地があった。
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山頂手前の藪。道は無く背丈を越える薄い笹藪を漕いで進んだ。
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山頂・三角点に到着(ストリートビュー)
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標石
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上部
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簡易レベル測定
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山頂から北東側(湯沢市街方面)の景色。
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帰路は水分が底を突き、水を求めて南沢川方面へと下った。
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伐採跡地から山形県側、前森山を望む。
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伐採跡地から甑山を望む。訪れるならやっぱり秋かな。
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*番外編 「院内銀山異人館
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銀山の歴史を扱う。興味深い内容であるが、館内がミステリアスな雰囲気であるところも良い。
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院内銀山現地標柱。やはりここからの入山には抵抗がありすぎた・・・。
---基準点詳細---
基準点コード: TR35840425701
点名:大仙
俗称:
所在地:秋田県湯沢市雄勝町院内銀山町字大仙21
冠字選点番号:景10
種別等級:三等三角点   
地形図: 湯沢
測地系:世界測地系(測地成果2011) 
北緯:39°02′44″.3300
東経:140°20′33″.8253
標高:920.19m
選点:明治42年04月13日
造標:明治42年07月01日
観測:明治42年09月15日
備考:柴崎 芳太郎
---訪点記録---
訪問日:2016.05.22
自動車到達地点:南沢集落南西端、林道バリケード前
歩道:なし。尾根伝いに登る。
周辺:山林
状態:正常
保護石:0個確認
出発時間:06:37 駐車地
到達時間:10:21 三角点到達
出発時間:10:59 三角点出発
到着時間:12:49 駐車地
全行程:432分
備考:
---訪点の記---
 南沢川の林道は手前からバリケードが張られ、入山できない状態だった。曰くつきの院内銀山の急な尾根を登るのも気がひけたので、バリケード手前の石倉長根末端から登り始めた。

 急斜面の尾根には踏み跡があったが、獣道になっているようで、最近、私の手と同じくらいの大きさの熊が尾根を登って行った跡を追うように登った。

 藪も薄く登りやすかったが、傾斜が緩むと藪尾根となり、痩せ尾根に立ちはだかる柴が邪魔で進むのに苦労した。気温も高くなり、汗だくで藪漕ぎを続けたのだが、本日の手持ちの水分が少なく、セーブしながら進んだ。

 昨日のワラビ採りの疲れと高温で藪漕ぎ、大量のブヨが纏わりつき、見事にペースが乱れてしまった。P795を過ぎ、南からの枝尾根と合流すると、ようやく大仙山に近付いた実感を持てた。

 すでに疲労が左足に来ていたので、具なしレトルトカレーをチャージして心身を共にブーストさせた。稜線にはそれなりの道があると思っていたが、すでに自然に帰しており、さらに藪漕ぎを強いられた。

 小大仙を過ぎて進み最後のピーク斜面を登ると、ようやく山頂の三角点に辿り着くことができた。東安森方面にも道は無く、ブナ林の林床は笹と灌木と蔓植物が繁茂していた。

 また、三角点から10m程北側には国有林のコンクリート境界石があった以外には、人工物は発見できなかった。

 大量のブヨに苦悩しながら撮影を終えて下山に取り掛かった。水分が底を尽き、疲労が右足にも回ってきたので、往路を下るより南沢川側へ降りることにした。

 南沢川側には山腹途中まで林道があり、バリケードがなければ最短ルートを構成できるはずだった。距離は長くなるが、林道歩きは藪漕ぎより足への負担が少なく、まず水の確保が最優先事項であった。

 南沢川への枝沢は水量が乏しく、結局は南沢川へ降りて水分を補給した。その後は、そのまま惰性で白目を剥いたまま車まで歩き続けてフィニッシュした。

 標高は低いがとても峻険な山であり、どこからアプローチをするにも立入禁止エリアが多い。旧鳥海町側は国有林となっているので、湯沢市側からよりは入山しやすいであろう。
---地名の由来・追記など---
★大仙山 オホヤマ(大山)の音読(呉音)。山岳信仰による地名か。仏語の「大仙」で「如来」の異称によるか。抜粋「地名用語語源辞典」楠原 佑介・溝手 理太郎 P362 ダイセン

★院内銀山 鉱区番号ニ八八外一。雄勝町にある本邦を代表する銀鉱山。国鉄(現JR)奥羽本線院内駅の西方四キロ、大仙山の東斜面を流れる銀山側谷底に位置する。

 鉱床は脈状で数条、主脈は本𨫤で他に四百枚・大正𨫤・蛇体𨫤・上鉛沢𨫤・大沢𨫤などがある。鉱石は輝銀鉱、濃紅銀鉱、菱銀鉱など、主に銀を産した。

 鉱山名は村名の院内に由来する。慶長元年(一五九六年)薄井七郎左衛門の発見といわれ、同一一年、大谷形部の遺臣村山宗兵衛が開発し、大いに栄えたが、享和年間(一八〇一~〇三)衰退した。

 文化四年(一八〇七年)に復活して、同一四年に佐竹藩の御用山となり、天保年間(一八三〇~四三)には、毎月一〇〇貫の銀を産した。その後も連綿として稼行を続け、明治五年まで秋田藩で経営した。

 明治六年、一時会社組織となったが、翌年小野組に帰し、続いて同八年には工部省鉱山寮に帰し、同一ニ年にはフィリップ・シウイン、ビー・ロージングなど四人の外国人技師が来任、今の十分一に宿泊して大改革を行った。

 明治一四年、明治天皇が東北地方御巡幸の途上に御来臨、五番坑に入坑され、以後、「御幸坑」と呼ばれた。

 明治一七年、本鉱山は古河市兵衛に払い下げられた。この頃から鉱況好転し、我が国を代表する銀山として栄えた。

 同三九年には坑内で火災があり、決定的打撃を受けた。同四〇年には製錬中止、同四ニ年、選鉱中止、採鉱のみを行った。

 大正一〇年以後、一時休山、昭和九年に再坑しているが、すでに昔日の面影がなく、一中小鉱山として金・銀鉱を採掘して足尾鉱業所に送鉱した。戦後は採鉱に注力を注いだが、経営は赤字続きとなり、昭和ニ九年に休山となった。

抜粋「湯沢・雄勝の地名」 斎藤実徳 斎藤実則 仙道良共 P145 院内銀山

★「院内銀山異人館」 湯沢市役所HP
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この記事へのコメント

- y.j - 2016年06月07日 20:02:18

雄物川の最初の一滴が生まれる院内のあの山へよくぞ行きましたね!!私は山のしずくの地点までは行ったことがありますが、登るには怖さを感じて引き返しました。あそこは銀山そのものが不思議な気配と言うか心が暗くなった想いが残っています。さすが藪漕ぎ三角点探訪の先駆けデコ山さんです(凄い)私は岩手の姫神山へ4日行ってきました、疲れています。(楽なやまですが・・・・・・・)

Re: タイトルなし - デコ山さん - 2016年06月07日 22:54:35

昔から心霊スポットとして名高い場所なのと、立入禁止区域を含むのでルート選択に苦労しました。
しかも、湯沢市でも屈指の豪雪地帯なのでタイミングにも苦慮しました。
私自身、この時期にこのルートを辿って登った理由が良く分かりません(汗)

しかも、今回は珍しく水の配分を間違えてしまいました。安易な考えで挑んだのが悪いです。
反省していますが、冒険ができた事も確かです。標高ではなく山の深さを改めて知りました。

目標とする湯沢市の三角点も残すところ、あと一点となりました。
何度も通う度に愛着が湧き、去りがたい思いでいっぱいです。


私は信念もあり、今は秋田県だけの山だけを登り続けていますが、いつかは県外の山も登ってみたいです。
手始めに西和賀、鷲ヶ森、牛形、天竺、経塚、駒などのマイナー低山の縦走に強く惹かれています。

y.jさんも無理しないで、お体ご自愛くださいませ。(山ではついつい無理してしまいますよね)

それと、山小屋計画が実現できたら嬉しいですね(無理は言いません)

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Author:デコ山さん
秋田県内に設置された、三角点の探訪記。

主に、明治時代に設置された一等~三等三角点を訪れています。

また 標石を含めた現地の周辺調査、地名や点名の由来なども掲載しています。

秋田県内で、藪の中をゴソゴソとやっている人がいたら、それは私です。

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