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世15 「相沢森」 仙北市田沢湖生保内字大杉沢国有林


地形図とルート
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秋田・岩手県境「モッコ岳」から望む本峰。
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相内端付近から望む相沢山。
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林道終点から入山。
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踏み跡もしっかりしていて期待できそう。目印のピンクテープも5~10m間隔で置かれている。
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渡渉個所。水の透明度が半端なく良い。
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赤白ポールが目印。ここから入山。九十九折りのしっかりした登山道が続いていた。
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明瞭な登山道。しっかりしていて歩きやすい。
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枝尾根に到着。ここからも登山道は続いていた。
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痩せ尾根と奇形ブナ。無風の林内はさすがに暑い。
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標高が上がると杉の巨木も点在。天然の秋田杉の匂いは造林のものと違い独特である。
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標高620m付近。地形図ではこの付近で道が終わっている。
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登山道が続いていて一安心。
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あれ?藪化している。
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朝露で服が濡れる。目の前に登山道があるのになぁ。
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登山道は明瞭。この踏み跡を見失わないようにすれば、藪への抵抗は無い。
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登山道は完全に笹に覆われている。
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しばらく踏み跡をトレースしながら進む。
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標高811m付近。大きな一本杉があった。登山道はここで忽然と消えてしまった。
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辺りを右往左往。良く見ると北に向かって登山道が続いていた。
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山頂方向。緩やかな地形に登山道が続く。
タケノコ採りのゴミが散乱していたのが残念!ちゃんと持って帰れよ!お前たち!
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このような場所が何カ所もあって誠に残念。「人の心、荒むこと麻の如し」by ジコ坊 (もののけ姫)。
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登山道の途中から秋田駒~岩手山。いっぱい登山者がいるのだろうなぁ。(本当は行きたかった)
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今年はブナの実が豊作まではいかないが当たり年のようだ。熊さんも里には降りてこないでね。
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おお!ついに雨量観測所。藪がなければここまで1時間くらいでこれそう。
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雨量観測所。やっと藪から解放される。
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ここからが核心部分。どうやって行こうか周辺をリサーチ。
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雨量観測所から少し下り、藪の薄い場所からトラバースして山頂へと向かう。
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親指より太い笹竹の密藪でなかなか進まない。
闇雲に進めばいいというわけではなく、帰路を考えてルートファインディング。
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こんなヤヴゥはGPSが役に立たない。頼らずに地形を見ながら目印を置いていく。
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次第に閉口気味に・・・。突き進むのみであった。
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最後はトトロの森へ向かう気持ちで!トンネル!トンネル!
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逸る気持ちを抑え入ってきた場所に目印を置いて(帰路の方向のため)三角点に到達(ストリートビュー)
周囲にはピンクテープあり。こういう山での目印はありがたい。
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標石
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上部
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簡易レベル測定
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微妙な高さの笹藪で眺望はないが、木の上に登ると素晴らしい景色を望むことができた。
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山頂から望む和賀山塊。(1600 x 599)
---基準点詳細---
基準点コード:TR25940461101
点名:相沢森
俗称:相沢森・相沢山
所在地:秋田県仙北市田沢湖生保内字大杉沢国有林3058林班ま小班
冠字選点番号:世15
種別等級:二等三角点   
地形図:雫石
測地系:世界測地系(測地成果2011) 
北緯: 39°40′59″.4318
東経:140°46′07″.4817
標高:919.54m
選点:明治41年05月17日
構造:明治41年06月09日
設置:明治41年09月25日
観測:明治41年09月24日
備考:坂本 鍵吉
---訪点記録---
訪問日:2015.07.11
自動車到達地点:林道・手倉野線終点
歩道:雨量観測所まで登山道あり。以後、道なし。
周辺:笹地
状態:正常
保護石:3個確認
出発時間:06:55 駐車地
到達時間:08:49 登山道終点・雨量観測所
到達時間:09:22 三角点到達
出発時間:09:55 三角点出発
到達時間:10:06 登山道終点・雨量観測所
出発時間:10:23 雨量観測所
到達時間:11:20 三等三角点 久27「焼平」
出発時間:11:36 三角点出発
到着時間:12:34 駐車地
全行程:339分
備考:
---訪点の記---
山頂付近の雨量観測所まで登山道があるということなので行ってみることにした。

林道・手倉野線を現況終点場所まで車で進入できた。出発して枯沢を渡ると、さらに作業道が続いていた。草が道に覆いかぶさって煩かったが、短い間隔で目印のテープが置かれて並んでいので安心であった。

途中で沢を渡渉して進むと、左側斜面に測量用の長い赤白ポールが立っている場所に辿りついた。沢沿いには、まだ奥にテープが置かれていたが、地形図に記載の破線付近であったので、ここから登ることにした。

山道は尾根へ向けて続いていた。地形的には険しいが、登山道は無理のないように九十九折りになっていて登りやすかった。尾根沿いにも立派な山道があり、こちらも無理のないように配慮がなされていた。とても快適な山道に拍子抜けしてしまったが、地形図に記載の破線が終わる頃(標高620m付近)からは笹が道を覆っていて歩みが遅くなった。残念ながらここは事前情報と違い、刈払われた立派な登山道があるものだと思っていた。

一面、ブナ林の中の笹藪ではあるが、登山道は非常に明瞭なので、正確にトレースできるのであれば、まず迷うことはないと思われる。慎重に登山路を辿って登り続けた。

しかし、標高811m付近まで登ると一本杉の巨木がある場所で道が途切れてしまった。ここは尾根の分岐地点でもあり、一本杉の脇から北側へ登山道が繋がっていた。刈払いがされていれば見つけるのに容易であるが、この日は藪に覆われていて見つける(認識)のに少し時間がかかった。

この一本杉からは、さらに藪が登山道を覆っていて藪漕ぎ状態であった。しかし、登山道の踏み跡は明瞭なので慎重にトレースしながら進んだ。ただ、残念なことにタケノコ採りが捨てていったと思われるゴミが散見された。

皆が、全員とは言わないが、山菜採りの中でもタケノコ採りに関しては、特に共通してモラルやマナーが欠如した輩が多いということである。自然の恩恵を受け、何かしら対価を得たのであれば、飲食物のゴミを捨てることぐらいは慎んでもらいたい。

緩傾斜が続き、さらに進むにつれて藪も濃くなって四つん這いで歩く場面もあったが、雨量観測所に辿りつくまで踏み跡は終始、明瞭であった。

山頂の気配がして藪越しに顔をあげてみると、コンクリート製の雨量観測所と鉄塔が見えてきた。建物は至る所にダメージを受けていたが、周囲は藪が無く、ようやく解放された気持ちであった。

私は休む間もなく三角点がある山頂を目指そうと建物の背後から再び激藪に突入しようと向かった。しかし、地形的に見ると苦労しそうだったので、観測所から少し下った藪の薄い場所を選んで入ることにした。

すぐに周囲は猛烈な笹藪になり、進むのが容易ではなくなった。私はGPSを頼らない方が良いと判断して目印のテープを置きながら這いつくばって進んだ。雨量観測所から直線距離で200mもないが30分ほどかかった。ただ、昔は道があったのか、踏みこまれた跡もあった。もしかして獣道なのかもしれない。

最後は獣道とでも言おうか、トトロの森へ続くトンネルのような藪のトンネルを四つん這いになりながらトレースしてフィニッシュ。無事に三角点に辿りつくことができた。

周辺は2m~3m程の微妙な高さの密な笹藪地帯で、少し掻き分ければ眺望を得られそうな気がしたが、高い山の山頂付近を望む程度にしか得られなかった。仕方がないので私は近くのダケカンバに登って周囲の景色を望むことにした。

素晴らしい景色に感動したのは言うまでもない。東~南側は貝吹岳、地森、五番森、畚岳、志戸内畚、羽後朝日岳、和賀岳、小杉山、白岩岳を望むことができた。北側は旧仙岩峠を眼前に、熊ノ台から続く秋田駒、国見峠、岩手山、遠く森吉山も望めた。私は上昇する気温と帰路の藪漕ぎを考えて一通り撮影を済ませると下山を開始した。

先程、置いてきた目印が非常に役に立ったので、ルートファインディングをすることなく雨量観測所まで戻った。それから少し休憩を入れて足早に下山、標高620m付近の尾根で北側にある三等三角点へ向かうか少し悩む。少し物足りなさを感じていたので向うことにした。

私は登山道を外れて三角点峰に続く尾根に向かいはじめた。斜面をトラバースしながら降りて涸れ沢を越えると大きな岩を含んだ急斜面となった。杉の巨木が何本もあり素晴らしい。200年くらいだろうか。立派な秋田杉である。

さらに尾根を降り続けると山道が出現。林班界の作業路と思われる。周囲は杉の造林地となって作業路をトレースして降りていくと三角点に辿りつくことができた。周囲は杉造林地で視界も得られず淡々と撮影をして再び来た道を引き返した。

藪の中で手持ちの水も少なくなり、セーブを強いられると体力も気力も一気に消耗して苦痛となったが、登山道に復帰すると気力も体力も復活してきた。その後、黙々と下山を続けて駐車地へと戻った。

帰りは真昼岳の峰越し延命水で喉をうるおし、帰宅後は買い物に出かけて夜まで家族とBBQをしたりと充実した一日であった。
---地名の由来・追記など---
★相内沢 アイ(間、谷間、合う所、川の合流地点、湿地、崩崖)など、沢(沢・川)で川の合流地点にある山か。抜粋「地名用語語源辞典」楠原 佑介・溝手 理太郎 P3 アイ
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秋田県内に設置された、三角点の探訪記。

主に、明治時代に設置された一等~三等三角点を訪れています。

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秋田県内で、藪の中をゴソゴソとやっている人がいたら、それは私です。

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