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克23 「小森山」 仙北郡美郷町千屋字内沢


地形図とルート
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▲Google map
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▲一丈木溜池堰堤路から望む本峰。
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▲堰堤路から望む真昼岳方面。
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▲堰堤路の突きあたりから小径を辿る。
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▲途中で倒壊した東屋を過ぎる。
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▲さらに続く尾根伝いに登る。
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▲最後は少しだけ藪漕ぎ。
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▲三角点に到達。
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▲標石
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▲上部
---基準点詳細---
基準点コード:TR35940145801   
点名:小森山
俗称:小森館
所在地:秋田県仙北郡美郷町千屋字内沢10 
冠字選点番号:克23 
種別等級:三等三角点   
地形図:六郷 
測地系:世界測地系(測地成果2011) 
北緯:39°27′54″.1548
東経:140°36′16″.4786
標高:172.22m
選点:明治42年04月27日
設置:明治42年05月18日
観測:平成14年10月14日
備考:今井修一
---訪点記録---
訪問日:2011.11.26
自動車到達地点:一丈木溜池
歩道:途中まであり
周辺:山林、千屋断層
状態:正常
保護石:0個確認
出発時間:11:42 駐車地
到達時間:11:53 三角点到達
出発時間:11:54 三角点出発
到着時間:12:05 駐車地
全行程:23分
備考:
---訪点の記---
 一丈木溜池を横切ると斜面に小径を発見したが、今は廃道となっていて薮と化していた。途中で倒壊した東屋を発見。尾根は回り込むように続いていて、すぐに山頂に辿り着くことができた。南側は杉林で北側は少し切れて崖の様になっていた。一丈木溜池から見る初冬の真昼山地が寒々しい。
---地名の由来・追記など---
★ 内沢 
 ウチ(内)で「入り込んだ地形」「山谷の小平地」ウチ(打)で崖などの「切り取られたような地形」をいうか。抜粋「地名用語語源辞典」楠原 佑介・溝手 理太郎 P62 ウチ

★小森館 
 小森館の構造は「大館」「中館」「狐館」の三つからなっている。大宝元年(701年)以前といわれているが、大館には大条鬼武、中館には中条治郎介、狐館には狐御前というみめよい姫が居った。後に狐に化けて行方不明になったという伝説も残っている。

 昭和7年(1938)の調査では、小森山上にある通称「狐館」は小森山西端より森林の長峰を通れば第一堀切があり、森林が尽きると第二の堀切がある。この堀切を渡れば土手と思われる約20間ばかりを南北に通じてその館趾を残してある。それから東へ約10間ばかりは、やや平坦である。ここは建物があったらしいが、三、四ヶ所発掘したが、何も発見できなかった。

 続いて東のやや小高いところに窪地と思われるものが多くある。そのうち二カ所を発掘したら「木炭」「焼米」が出土した。その一カ所に石積みを重ねた所があった。さらに奥の館を発掘。狐館から堀切を越えると「中館」がある。更に堀切を渡って「大館」がある。松林で相当大きく見える。三つの館とも北と南は斜面が急であって、北面に元本堂城跡、南面は通路とも思われる。

 また当時の城法とも思われる電光形に道路らしいものが走り、その所々に隠れ場があった。上面南端に沿って数カ所の窪地がある。その中三カ所を発掘した。約0.5mの地下から炭化した米が出た。窪地内西南壁に沿って石を並べてある。東隣の窪地からは、柱跡と思う変質の土及び炭化の豆と木炭が出た。西隣りの窪地は何ら参考になるものはなかった。抜粋「千畑郷土誌」第二章 P292 村の通史と人々の暮らし 小森館

★千屋断層(秋田県天然記念物 昭和59年3月10日)
 明治29年(1896)8月31日夕刻午後5時過ぎ、秋田・岩手両県を中心とした東北地方を大地震が襲った。これが陸羽地震である。この地震の震央は、秋田・岩手の県境に落ちする奥羽山脈の一角、真昼山地であった。そのため地元では真昼山地震ともよんでいる。

 地震の大きさを示すマグにチュードは7.5。東北地方の内陸部に生じる地震の中では最大規模のもので、有感地域は東北一円から北海道、関東、中部、関西地方にまで及んだ。

 この地震の痕跡は、断層崖となって真昼山地を中心とする奥羽山脈の西麓の南北(横手~生保内)60kmにわたっており、現在でも確認できるのは、千屋断層、太田断層、白岩断層などと呼称されて南北40kmに及んでいる。また岩手県側の沢内村には川舟断層として現存している。

 千屋断層崖からは当時の水田とその上に地下の岩盤(新第三期系海成岩)が隆起している「逆断層」の状態が現れ、隆起した高さはほぼ3m前後とわかった。当時の人が「稲田土に埋まり山新たに現れたるが如く」と評したようにである。

 地中の層からは、当時の水田の表土層や粘土層、砂利層などが地震によって段違いに食い違って曲がっている状態と、明治29年以前の地震による断層も発見された。

 一丈木公園の丘陵部は現在の下の地面より18m程高いが、元々は段差がなく自然な勾配で扇状地を形成していたものがこれまでの数回の地震活動によって隆起し、現在の高さになったものである。

 地層に残っている古い木片などから推測すると、約24000年前は平坦地であった。明治29年に隆起した3mの高さを基準にして算出すると、3000年前後を一つの周期として大きな地震を起こす千屋断層であり、そうした地震活動によって隆起形成された一丈木周辺の丘陵地であることがが分かることになる。抜粋「千畑郷土誌」第六章 備忘録 九・陸羽(真昼山)地震 P921-931
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