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松26 「山毛欅森」 仙北市角館町山谷川崎山谷山国有林


地形図とルート
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ビュー: 三等三角点 松26「山毛欅森」(椈森)(撮影: mountrex 3

ビュー: 「山谷薬師」登山道から(撮影: mountrex 3
登山道から
ビュー: 山谷薬師(撮影: mountrex 3
山谷薬師
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山谷川崎黒森集落から望む本峰
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カニ沢登山口。距離は長くなるがここからアプローチ
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二回ほど渡渉。作業道跡を進む
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傾斜がキツイ場所には簡易階段が設けてあり、秋田県の登山道では贅沢な部類のもの
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さらに進むと巨岩の上に巨木があり山の神が祀られてあった
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右側の尾根へ。ここにも簡易階段があった。これは快適だ!
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尾根沿いにも簡易階段あり。しかし、胸突き八丁区間が続く
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どこまで続くのか・・・本日三座目はさすがに堪える
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この鉄塔付近は適度な休憩場。まだ序盤なんだよね
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さらに急坂が続き巡視路分岐に辿りつく
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ようやく尾根分岐の肩に到着。イワウチワの群落が疲れを忘れさせてくれた
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メイン枝尾根分岐に到着。国有林標石と東北電力看板、薬師神社標柱が出迎えてくれた
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快適登山道に図根点(帰路、気温が上がり融雪がなければお目にかかれなかった)
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図根点付近からの眺望。しっかり田沢湖、秋田駒を望めました
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快適登山道の奥に目指す椈森の姿が見えた。物凄く遠く感じて辿りつけるか不安感が襲ってきた
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山谷薬師分岐。ここから登山道を離れて残雪を踏む
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所々開ける視界に感動しながら歩みを進める
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遥か遠い山頂よ!雪堤は途切れ途切れ。その度に藪を漕いだ
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残雪が途切れる区間も増えてきたが・・・
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所々に巨木を切り倒した切り株が残っていた
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秋田駒と田沢湖
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ようやく山頂の肩に到着。杉造林地だけど作業路があるかは不明
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残雪に覆われる大石岳方面
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たっぷりの残雪に三角点探訪は諦めモードに・・・
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雪が解けると笹藪漕ぎなのだ。名残雪に感謝
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山頂が見えてきた。急傾斜となり九十九折に登る
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三角点標石諦めモード。次週登ろうか?晩秋に登ろうか?
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はい!山頂に到着!あれ!山頂部分にだけ雪がありませんよ!ラッキー!
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三角点に到達。傍らにはいつの時代のものか、ビードロの酒瓶が埋もれてあった
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標石
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上部
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簡易レベル測定
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帰路、山谷薬師へ・・・
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大迫力の大岩!ここまで来る価値は十二分にあります。御利益ありそう!
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道中の景色(1600 x 299)
---基準点詳細---
基準点コード:TR35940443001
点名:山毛欅森
俗称:椈森(ブナ森)
所在地:秋田県仙北市角館町山谷川崎山谷山国有林1009林班そ小班
冠字選点番号:松26
種別等級:三等三角点   
地形図:田沢湖
測地系:世界測地系(測地成果2011) 
北緯: 39°41′35″.4304
東経:140°30′25″.2767
標高:886.19m
選点:明治43年05月09日
設置:明治43年06月30日
観測:明治43年08月12日
備考:石原 尊
---訪点記録---
訪問日:2015.04.29
自動車到達地点:山谷山林道起点より北進約1.3kmカニ沢登山口
歩道:山谷薬師まで登山道(幅50~100cm)あり。以後なし。
周辺:山林
状態:正常
保護石:3個確認
出発時間:10:06 カニ沢登山口・駐車地
:11:24 山谷薬師分岐~稜線
到達時間:12:53 三角点到達~稜線
出発時間:13:19 三角点出発~山谷薬師
到着時間:15:36 駐車地
全行程:280分
備考:
---訪点の記---
「山谷薬師」は「白岩薬師」と「院内薬師」と並んで峰の三薬師といわれ、往古より信仰を集めている場所でもある。

その山谷薬師から稜線を直線で2kmほど北上した最高地点ピークがこの「椈森」である。標高は低いが秋田市、大仙市、仙北市から登っても奥山にあるため、標高以上の山懐がある。

ルート選択に悩んだが、国有林の施業図(林班図)には、山谷薬師からの稜線上P730手前に図根点などの記載があったので、高圧線鉄塔巡視路を経て、山谷薬師~稜線~P730~山頂とすることでルート選択に決着をつけることにした。もちろん、残雪に甘えて楽チン登山であれば、なお可である。

この日、椈森探訪の前に先週ルートミスにより未到達であった、大仙市協和の樺坂という三角点峰と山谷川崎にある観音岳に登ってから現地へと向うことにした。

アプローチ林道は「山谷山林道」で、起点より約1.9km程で残雪により車は通れなくなっていた。目指すマギノ沢手前の高圧線鉄塔巡視路までは2kmほどあり、時間的に断念せざるを得なかった。

本日は諦めて帰るつもりであったが、カニ沢の入口に「薬師神社登山道」の看板があった。というか、見つけてしまった。しかも、神社まで徒歩約1時間とあったので、ここから入山してみることにした。

登山口看板のあるカニ沢に車を駐車。地形図を見てもこの先の地形は険しいものだが、一体、どうなっているのだろうと思った。崩壊した作業道を沢が横切っていて、何度か渡渉しながら先に進んだ。途中に分岐作業路もあるが、登山道は直進。滝もあるが、右側に簡易階段などが設けてあり通行には不自由しなかった。

さらに奥へと進み沢が狭まる頃には大岩の上に乗った大木と小滝があり、傍らには山の神が祀られていた。非常に気持ちの良い場所で、ここで少し休憩をした。

山の神からは右岸尾根に取りつくのだが、地形図をみると非常に急斜面である。最初こそはトラバースする形で登山道はあったが、尾根に乗ると急斜面が続いた。

足場が悪い区間には簡易階段があり、とても快適ではあるが道中は胸突八丁であった。さすがに2座を登ってからでは体力の消耗が激しくて、途中で休憩をすることにした。

高圧線鉄塔を過ぎても急坂は続いた。息が上がり苦しかったが、カタクリやイワウチワの小群落が咲き乱れていて、とても奇麗だったので、ゆっくり愛でながら登った。その急坂の途中で巡視路が分岐していた。さらに登り続けると少しずつ傾斜が緩み稜線に辿りつくことができた。周辺はイワウチワが満開であった。

梢越しに眼下の景色を望みながら小ピークへ。一度下って登り返すと薬師峰分岐へと辿りついた。ここには国有林の境界石と巡視路看板、文字が消えかかっているが薬師神社の看板があった。

この分岐を北上するとすぐに図根点があり東側の眺望を望むことができた。田沢湖、秋田駒、院内岳と眼下の景色が良好であった。さらに200mほど下って行くと、道は尾根を外れて薬師神社の方へと下って行くように続いていた。

ここから先の稜線上には道がないようであったが、残雪が名残程度あり、残雪上を歩いたり、藪を漕いだりしながらアップダウンを繰り返して進んだ。

それにしても椈森山頂が遠く感じられた。なかなか近づいてこない山頂と山頂手前尾根の残雪を見ながら、三角点が未だに雪に埋もれていてるかと思うと、無雪期に再アタックしなければいけないのだろうと考えた。私は諦め感を増しながらも、残雪登山を楽しもうという思いを強めることで自分を納得させ始めた。

稜線沿いには国有林の間伐予定札と目印のピンクテープ、軽い刈払いがあった。ないよりはいいので助かった。それもP730手前の図根点を過ぎて750m付近の広い台地付近になると無くなった。

左側の沢(金山沢)の方は杉の造林地となっていた。北ノ又沢との出合の尾根からは進路を西へ。すると梢越しに大石岳を望むことができた。この付近からは残雪も深くなり、三角点は諦めてひたすら絶頂を求めることに気持ちを完全に切り替えた。

本日の足元はスパイク長靴だったので、雪上時間が長いと次第に足先が冷えてしまった。斜面は滑ると危険な感じだったので、キックステップを確実にしながら急斜面を九十九折りに登っていった。

ようやく山頂部がはっきりと見える位置まで登ると、山頂には雪がないことがわかった。逸る気持ちを抑えながら最後を登り、帰路で脱出方向確保のために残雪部分にトレポを突き刺してめでたくフィニッシュとなった。

椈森の山頂はもちろんブナ林で、狭い最高地点は薄い笹藪に覆われていた。三角点の標石は落葉に埋もれていて探すのに少し苦労した。

周辺の笹を少し刈払って居場所を確保。昼飯と休憩にした。風がとても強いようだが林内は比較的に穏やかだった。、それでも次第に体温が奪われて体が冷えていった。

帰路は周回コースで西尾根から大台沢~山谷山林道という選択もできたが、立ち寄れなかった山谷薬師を訪れてみたいということと、往路で見つけたお土産を手にするためにピストンすることにした。

山谷薬師は稜線分岐からさらに少し下った所にあり、もの凄い大きな岩の下に小さなお堂があった。岩の上に登ってみれば景色も望めたろうが、風が強く登山口まではまだ距離があるので大人げない行動は慎んだ。

椈森までの行程はさすがに藪で長かったが、山谷薬師までは登山道もしっかりと整備されていて登山対象の山としては十分に快適であった。
---地名の由来・追記など---
★山谷薬師 詳しいことはこちらから「秋田県のがんばる農山漁村集落応援サイト」
★椈森 ブナ フナの転で 船型。船の形をした窪地。ハナ(端)の転もあるか。ウネ(畝、尾根)の転もあるか。
 抜粋「地名用語語源辞典」楠原 佑介・溝手 理太郎 P560
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デコ山さん

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秋田県内に設置された、三角点の探訪記。

主に、明治時代に設置された一等~三等三角点を訪れています。

また 標石を含めた現地の周辺調査、地名や点名の由来なども掲載しています。

秋田県内で、藪の中をゴソゴソとやっている人がいたら、それは私です。

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