FC2ブログ

則02 「湯ノ又」 湯沢市雄勝町秋ノ宮役内字殿上役内山国有林


地形図とルート
yzw4ynmt_map.jpg


ビュー: 三等三角点 「則02 湯ノ又」(撮影: deco yama3


yzw4ynmt_01.jpg
山伏岳より望む本峰
yzw4ynmt_02.jpg
金倉山より望む本峰
yzw4ynmt_03.jpg
水上沢林道起点
yzw4ynmt_04.jpg
林道終点(現況)から歩きだす
yzw4ynmt_05.jpg
林道は崩壊していた
yzw4ynmt_06.jpg
湯ノ又沢に架かる橋
yzw4ynmt_07.jpg
ツブレ沢出合
yzw4ynmt_08.jpg
ツブレ沢出合から山頂に続く尾根に登った
yzw4ynmt_09.jpg
思ったより歩きやすかったが・・・
yzw4ynmt_10.jpg
足場の悪いヤセ尾根だった
yzw4ynmt_11.jpg
両端はスッパリ切れ落ちている
yzw4ynmt_12.jpg
続く痩せ尾根
yzw4ynmt_14.jpg
途中で杉植林地(休憩をした)
yzw4ynmt_15.jpg
微かではあるが踏み跡があったので辿った
yzw4ynmt_16.jpg
高度が上がるとさらに歩きやすくなった
yzw4ynmt_17.jpg
やはり基本的には痩せ尾根。滑落すれば命はない
yzw4ynmt_18.jpg
ただひたすら尾根を登る
yzw4ynmt_19.jpg
所々にピンクの目印となるテープが置かれていた
yzw4ynmt_20.jpg
ようやく三角点に到着
yzw4ynmt_21.jpg
標石
yzw4ynmt_22.jpg
上部
yzw4ynmt_23.jpg
簡易レベル測定
yzw4ynmt_24.jpg
眺望はまったくなかったが、帰路、鳥海山を望むことができた
---基準点詳細---
基準点コード:TR35840343601
点名:湯ノ又
俗称:
所在地:秋田県湯沢市雄勝町秋ノ宮役内字殿上役内山国有林34林班い2小班
冠字選点番号:則02
種別等級:三等三角点   
地形図:秋ノ宮
測地系:世界測地系(測地成果2011) 
北緯: 38°56′53″.0175
東経:140°34′39″.3358
標高:723.38m
選点:明治42年04月16日
設置:明治42年06月08日
観測:明治42年09月20日
備考:佐藤 富吉
---訪点記録---
訪問日:2014.09.27
自動車到達地点:水上林道起点から180m林道終点(以降、道は廃道)
歩道:駐車地より0.4km付近ツブレ沢付近まで。尾根沿い道なし
周辺:山林・自然広葉樹林
状態:正常
保護石:3個確認
出発時間:11:49 駐車地
到達時間:13:19 三角点到達
出発時間:13:38 三角点出発~寄り道含む
到着時間:14:40 駐車地
全行程:171分
備考:
---訪点の記---
この日、金倉山の三角点を訪門した後に、この三等三角点峰を訪れた。比較的に楽に到達できるかと思ったが、ヤセ尾根が連続する悪場所が続いて、一筋縄ではいかない苦戦する訪問となった。

アプローチはツブレ沢に延びる水上林道(地形図の破線)から尾根沿いに林班界を登り到達することにしていた。地形図でも尾根の両側が切れた峻険な地形となっている。

水上林道は起点から180mほどの所で土砂崩れの為に終点となっていた。駐車スペースは二台ほどで、先行者がいれば車を転回することができない狭いものだった。しかし、この日は先行者が駐車スペースの真ん中に車を駐車していて、多少は窮屈ながらも車を止めた。

終点からその先には山菜取りや釣り師が歩いたそま道が続いていた。林道は土砂崩れが進んでおり、湯ノ又沢に掛かる橋も踏み板が腐り、おぼつかないものとなっていた。その橋を渡りツブレ沢側までくるとその杣道も消えた。その先からは完全廃道で草薮が続いており、沢を渡渉しながら進もうかと悩んだ。

私がルートにしていた林班界は林道から法面を登らなければならなかったが、もろい砂礫状の斜面が行く手に立ちはだかっていた。仕方なく私はその砂礫の斜面を登り始めたのだが、ボロボロと崩れながら私の足元を掬い、一歩前に進むのにも苦労を強いられた。

微妙なバランスをとりながら斜面の木を掴んだが、今度はクロベの幼木が繁茂していた。この幼木はホールドするのに非常に便利なのだが、傾斜はさらに増し最後は直角となった。もちろん、クロベを掴んで腕だけで登った(ファイト一発!)

やっとの思いで尾根にたどり着いたのだが、地形図では緩やかな地形となっているが、実際はやせ尾根だった。1/25000では地図に高低差が足りないので描画されていない部分で、またヤセ尾根沿いにはクロベやナラ類の木が岩を抱えて点在していて、迂回する場面では冷や汗ものだった。

ヤセ尾根がしばらく続いたが、標高550m付近になるとヒノキの植林とともにマザーツリーを残しておいたのか、ブナやミズナラの巨木が連なっていた。そのうちナラ類は生育環境に適さないのか、腐ってきているものが多かった。また、クロベの巨木は見事で感激しながら進んだ。

尾根沿いにまだ新しいピンクの目印が置かれており、それを辿りながら進んだ。どうやらこのテープを置いた主も山頂を目指しているようだった。

それにしても少し誤算だったのは水分で、先に述べた比較的登りやすいと思って挑んだので、手持ちは残りわずかとなっていた。かなりセーブしながら配分よく定期的に飲みながら進んだ。また途中でお腹が減りオニギリも食べた。なかなか登り応えのある山であった。

急坂区間が終わり少し傾斜が落ち着いて来ると歩きやすくなった。踏み跡も明瞭で順調に進むことができた。

三角点がある場所は最高地点にある窪地のような場所で、目印の置き主も三角点の傍らにテープを置いていた。保護石は3個。周囲は木々に遮られて眺望は無かった。また東側は植林地のようで、湯ノ又沢上流から別のルートがあるのかもしれない。

帰りは同じルートを辿り途中でミズのコブコ(ウワバミソウ)を採りながら帰った。
---地名の由来・追記など---
★湯ノ又 国道108号線の北東およそ三キロメートル。宿は一軒だけのひなびた湯。泉質はアルカリ性食塩泉。湯ノ又大滝は落差40m。静寂なところ、ただ水を打つ音だけ、自然の恵みに圧倒される。ここから二時間ほどで高松岳山頂に着く。

湯ノ又はユ(湯)・マタ(岐)か。マタは又、股、保、岐で、沢の支流や谷が二股に分かれた谷沢の分岐点のこと。
抜粋「みちのく縄文地名発掘 雄勝-秋田県雄勝町文化調査報告書」日本地名学研究所編 湯ノ又
関連記事
スポンサーサイト



この記事へのコメント

トラックバック

URL :

凸山岳登頂人数
プロフィール

デコ山さん

Author:デコ山さん
秋田県内に設置された、三角点の探訪記。

主に、明治時代に設置された一等~三等三角点を訪れています。

また 標石を含めた現地の周辺調査、地名や点名の由来なども掲載しています。

秋田県内で、藪の中をゴソゴソとやっている人がいたら、それは私です。

検索フォーム
カテゴリ
日記 (0)
藪漕ぎ (1)
鳥獣類 (1)
このサイトについて (1)
郷土資料 (1)
年度別 (7)
秋田市(108) (93)
一等三角点 (2)
二等三角点 (10)
三等三角点 (81)
男鹿市(30+位置図) (31)
一等三角点 (1)
二等三角点 (3)
三等三角点 (26)
潟上市(10) (10)
二等三角点 (1)
三等三角点 (9)
大仙市(110+位置図) (111)
一等三角点 (1)
二等三角点 (14)
三等三角点 (95)
仙北市(132) (96)
一等三角点 (3)
二等三角点 (15)
三等三角点 (78)
大館市(110) (0)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (0)
北秋田市(131) (20)
一等三角点 (1)
二等三角点 (1)
三等三角点 (18)
由利本荘市(151+位置図) (153)
一等三角点 (3)
二等三角点 (21)
三等三角点 (128)
にかほ市(34+位置図) (35)
一等三角点 (3)
二等三角点 (4)
三等三角点 (27)
横手市(81+位置図) (82)
二等三角点 (8)
三等三角点 (73)
能代市(57) (36)
一等三角点 (1)
二等三角点 (5)
三等三角点 (30)
湯沢市(101) (101)
一等三角点 (2)
二等三角点 (11)
三等三角点 (87)
鹿角市(88) (1)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (1)
五城目町(23) (13)
一等三角点 (1)
二等三角点 (1)
三等三角点 (11)
八郎潟町(3) (3)
三等三角点 (3)
井川町(7) (6)
二等三角点 (2)
三等三角点 (4)
美郷町(26) (25)
一等三角点 (1)
二等三角点 (2)
三等三角点 (22)
藤里町(34) (10)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (10)
三種町(28) (23)
二等三角点 (1)
三等三角点 (22)
八峰町(29) (16)
二等三角点 (2)
三等三角点 (14)
羽後町(30) (30)
二等三角点 (2)
三等三角点 (28)
小坂町(23) (0)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (0)
大潟村(15+位置図) (15)
二等三角点 (2)
三等三角点 (12)
上小阿仁村(27) (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (0)
東成瀬村(32) (30)
一等三角点 (2)
二等三角点 (4)
三等三角点 (24)
車両経歴 (1)
リンク
横手市の巨樹・巨木
横手市の巨樹・巨木のページ
お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文: