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則01 「東楢」 湯沢市雄勝町秋ノ宮役内字殿上役内山国有林


地形図とルート
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ビュー: 「金倉山」頂上からの眺め(撮影: deco yama3

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山伏岳より望む本峰
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金倉山(本峰)から望む山伏岳
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入山地点となった赤倉橋の袂
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急斜面を登る
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歩きやすい尾根
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黙々と登り続ける
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クロベの巨木が点在する尾根
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少し藪っぽいが鉄塔まではあと少し
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視界が開け鉄塔が現れた
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鉄塔から鬼首峠方面の景色
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巡視路を進み山頂へ続く尾根へと向かう
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巡視路を離れた尾根筋。とても歩きやすそうだ
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時々、笹藪も出てくる
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木のアートというより、妖怪「白うねり」が絡まりついている感じ
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さらに上部の尾根
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坂を登りきったところ。あとは平坦な場所を通り山頂直下に向かう
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尾根の途中から軍沢岳
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多少、笹藪が濃くなってきた
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山頂の肩に到着。三角点はすぐそこだ
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三角点に到着
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標石
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上部
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到着したばかりのiphone6で水平レベルを測定。ちなみに電波は圏外
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山頂から北側の景色(高松岳や山伏岳が望める)パノラマ
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帰路はようやく虎毛山の山頂が姿を現した
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帰路は鉄塔から巡視路沿いに西へと進んだ
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鉄塔に到着
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往路で使った尾根と鉄塔が見える
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旧国道108号線側の出口
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車は一台も通らなかった
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駐車地から藪に埋もれた虎毛山登山口の看板を発見。ここからも赤倉林道に降りることができるようだ
---基準点詳細---
基準点コード:TR35840340501
点名:東楢
俗称:東楢渕森・金倉山
所在地:秋田県湯沢市雄勝町秋ノ宮役内字殿上役内山国有林40林班へ小班
冠字選点番号:則01
種別等級:三等三角点   
地形図:秋ノ宮
測地系:世界測地系(測地成果2011) 
北緯: 38°55′22″.2056
東経:140°34′29″.1409
標高:997.59m
選点:明治42年04月14日
設置:明治42年06月02日
観測:明治42年09月17日
備考:佐藤 富吉
---訪点記録---
訪問日:2014.09.27
自動車到達地点:旧108号線「仙秋サンライン」赤倉橋付近
歩道:なし(復路は途中から東北電力高圧線巡視路を辿る)
周辺:灌木・笹地
状態:正常
保護石:4個確認
出発時間:07:31 駐車地
到達時間:09:29 三角点到達
出発時間:10:19 三角点出発
到着時間:11:39 駐車地
全行程:248分
備考:
---訪点の記---
仙秋サンライン企画(旧108号線・鬼首道路)ゲート解放期間の探訪。第二段であり最終章でもあるこの「金倉山」の三角点探訪を行った。

虎毛山の登山口でもあるこの赤倉橋付近は「虎毛山」の人気の光にできる影のようなマイナーな存在であるが、1/25000地形図には山名が記入されている。この山に関しての情報はとても乏しく、残雪・積雪期の登頂記録をインターネットで二、三見つけたくらいである。「金倉」の名称も鉱山との関連が考えられるが、記録としては本山の2.5km程北にある「畑鉱山」くらいしか見当たらない。

標高こそ1000mにも満たないが急峻な山容であるが、三等三角点「則」の第一号の山として、私には外せない存在の山となっていた。

さて、この旧108号線・鬼首道路は通年通行止めにはならず、春から整備を終えた時期、例年7月中旬から積雪する(11月初旬)までは解放されるそうだ(湯沢市役所に確認済)。沿線沿いは国有林の手入れや伐採、東北電力の送電線の管理など、閉鎖することができないなどの理由があるようだ。

ルートとしては、旧国道から東側に沿って杉の造林地と標高750m付近に東北電力の高圧線の鉄塔があるので、この付近まで夏道があるのは容易に想像できた。また、東楢渕沢には「東楢渕沢歩道」と標柱があるので、途中までか山頂まで登れるのではないかと私自身で勝手な想像を膨らませていた。

踊らされる心を落ち着かせ、現地の状況と机上調査を念入りに行った。やはり問題は赤倉橋側から登るか、東楢渕沢から登るかであった。

私が考えて出した結論は、東楢渕沢側から入山するのではなく、赤倉沢橋の袂から国有林の林班沿い(40,41林班)に尾根を登ることにした。東楢渕沢側から登るより0.2kmほど短い最短ルートである。決め手は高圧線鉄塔から頂上までの行程を考慮して、林班境界の方が歩きやすいのではないかと思ったからである。

登頂当日は晴れていたが、風がとても強くて肌寒かったが、私にはちょうど良いコンディションであった。赤倉橋竣工記念碑の脇から入山すると、まだ陽の当らぬ林内は薄暗かった。また林内は藪ではなかったので幸先の良いスタートではあったが、いきなりの急坂で、周辺にホールドするものが少なく足元が滑りやすかった。

登りきると多少は緩い坂になった。道はないが歩きやすい快適な尾根で、クロベなどの巨木が尾根沿いに点在していた。

クロベがある尾根は急だが藪が薄くて歩きやすいことは知っていたので、安心しながら登った。約30分ほどで鉄塔がある場所に辿りついた。

鉄塔がある場所からは眺望がよく、朝日が差し込む深山幽谷は南西に軍沢岳、南に先週、藪に喘いだ崩沢の山が見渡せた。一段と高い虎毛山はまだ雲の中であった。

鉄塔の先にはやはり巡視路があり、東楢渕沢方面と赤倉沢へ下りていく二つの道を確認した。私は少し休憩をした後で、この鉄塔がある場所を後にした。東楢渕沢方面への巡視路を少し辿ると林内に山頂へ続く枝尾根が見えた。

私はその枝尾根に乗り換えさらに高度を上げた。相変わらずブナとクロベの巨木が連なる快適な枝尾根で、やはり道はないがルートを取りやすいものであった。また、多少の笹藪もあったが難易度は低く、尾根を外さなければ迷うような要素もなかった。

尾根の端から時折望める景色に感動しながら、さらに登り続けた。途中で一カ所だけ藪が少し濃いのと、尾根の切り替えがあった。そして、標高880m付近まで登ると目指す山頂が見えた。山頂がまだとても遠く感じられた。山頂直下の尾根に取りつくまで痩せ尾根で、鞍部へ向けて下りとなった。

山頂の直下の尾根は少し笹がうるさかったが迷うほどでもなく、ルートファインディングも容易に行えた。山頂の肩に辿り着くと、灌木や蔦植物があり迂回しながら10mほど進むと三角点の標石が目に飛び込んできた。

保護石は4個。標石の状態も良く、少し周辺の笹を刈払ってあげた。また、北側はかなりの急斜面だったが眺望が良く、少し笹を刈払うとさらに眺望を得ることができた。

北に山伏岳、北北東に紅葉で色づいたきた高松岳、順に石神山。北東に吹突山。北北西に目をやると小比内山。眼下にはツブレ沢、滝沢、ワルイ沢などが深く渓谷を刻み、壮大な深山の大パノラマが目の前に広がった。

藪山でしか味わえない、藪の中から望む雄大な景色とアングルは、女神の微笑みにも似たものがあると感じた。私はしばらくその景色を目に焼き付けようと、その景色を眺めながら長い休憩をした。

周辺の写真を撮り終えてから、充分な休憩の後に下山を開始した。高圧線の鉄塔までは一気に下りた。いつの間にか虎毛山の山頂を覆っていた雲もなくなり山頂の小屋が見えていた。

ここからは高圧線の巡視路を辿り東楢渕沢に下りることにした。アップダウンも少なく、ブナとナラの混合林を抜けると、また鉄塔が見えてきた。ここからはブナとナラの二次林となり、広い巡視路が九十九折となって続いていた。

高度を下げ杉の造林地の付近は伐採木が散乱していて、道が不明瞭な場所もあったが、それ以外は立派な巡視路が続き、無事に旧108号線まで下りることができた。逆ルートであれば迷うところだ。

結局、道中、東楢渕沢歩道に下りることはなかった。その代わりに高圧線巡視路の黄色い看板(奥羽幹線 No,113 No,114)がある場所に出た。往路で入山していたら大幅な時間のロスは免れなかった。

車の往来が全くない旧108号線に射しこむ木漏れ日の道を、心地よい汗を拭いながら私は歩き続けた。これで仙秋サンラインの企画はお終いである。

補足・この赤倉橋の袂に虎毛山登山口の看板が藪に埋もれてあった。藪は入口のみで枝尾根には歩道とまだ新しい目印が置かれていた。
---地名の由来・追記など---
★なら 動詞ナラス(均)の語幹、あるいはナル(小平)の転で「平坦地」「緩傾斜地」をいう。山間の小平地。ナリ(鳴)の転で音響による地名か。動詞ナラブ(並)の語幹で「並んだような様子」をいうものもあるか。楢の木の生えた所をいうものもあるか。抜粋「地名用語語源辞典」楠原 佑介・溝手 理太郎 P485 ナラ
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秋田県内に設置された、三角点の探訪記。

主に、明治時代に設置された一等~三等三角点を訪れています。

また 標石を含めた現地の周辺調査、地名や点名の由来なども掲載しています。

秋田県内で、藪の中をゴソゴソとやっている人がいたら、それは私です。

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