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定12 「中ノ又山」 山形県最上郡真室川町及位字中ノ又


地形図とルート
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より大きな地図で 湯沢市 を表示yzw49kn38ym_01.jpg
湯沢市上関付近から望む本峰(中央)
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山形県側、及位中ノ股にある国有林・林道「中ノ股林道」
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駐車地
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200m程は作業路があった
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山頂に続く枝尾根の急坂を登る
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道はないが比較的に歩きやすい尾根
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尾根左側の源頭部を越えて進む
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急斜面が続く尾根には巨木も点在していた
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P506付近の痩せ尾根
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さらに登ると右側に杉の造林地が現れた
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こんなアングルから見る山容が珍しくて楽しみながら登った
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造林地の中の尾根を登り続ける。こんな標高まで植林したものだと感心した
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造林地内から西側、鳥海山までの秋田・山形県境沿いの脊梁が見える
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杉造林地の終点(標高800m付近)以降は笹の激藪。進むのが困難に感じた
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尾根を進むと左側に杉造林地があったので、そちら側に退避しながら進んだ
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藪越しから鳥海山。頂上は雲に隠れて見えなかった
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藪が濃いので目印を置きながら進む
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藪があまりに濃くてGPSがあっても進むのに一苦労した
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画像ではブナの倒木の大きさが分かり辛いが、かなりの巨木で乗り越えるのに苦労した
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分岐地点。少し藪が薄くなったので歩きやすくなった
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三角点が近くなると平坦な尾根歩きとなった
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ようやく山頂の三角点に到着
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標石
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上部
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帰路、枝尾根から望む黒森(二等三角点峰)今度はあの頂に立つ予定だ
---基準点詳細---
基準点コード:TR35840337501
点名:中ノ又山
俗称:滝ノ沢
所在地:山形県最上郡真室川町及位字中ノ又国有林内
冠字選点番号:定12
種別等級:三等三角点   
地形図:羽前金山
測地系:世界測地系(測地成果2011) 
北緯: 38°58′52″.9821
東経:140°26′23″.7406
標高:923.52m
選点:明治42年04月24日
設置:明治42年06月07日
観測:明治42年09月07日
備考:森本 庄造
---訪点記録---
訪問日:2014.07.05
自動車到達地点:中ノ股林道北東進約1.2km退避所
歩道:最初の0.2km程作業路あり。以降、道なし
周辺:広葉樹林帯(主ブナ)笹地
状態:正常
保護石:4個確認
出発時間:06:52 駐車地
到達時間:09:23 三角点到達
出発時間:09:47 三角点出発
到着時間:10:56 駐車地
全行程:244分
備考:
---訪点の記---
山形県に属する三角点であるが、県境の三角点として訪れる計画をしていた。本点は二等三角点峰の黒森から北北西約7.5kmの地点にある一等三角点の烏帽子山との間にある三角点峰である。

アプローチは秋田県側(薄久内掛ノ沢)から西に延びる林道を使うか、山形県側(及位字中ノ又)から延びる林道を計画した。秋田県側からアプローチする場合の問題点としては、林道が地形図の通りに奥地まであるか、稜線直下が崖なのか傾斜なのか、P836から北上する稜線の藪の状態が不安材料となった。

山形県側からアプローチする場合の問題点としては、山頂まで急坂や痩せ尾根が続くこと。杉造林地が多く、幼木の場合は時期的に雑草や藪草が繁茂して登攀に支障が出ること。山頂付近の笹藪が凄そうなこと。

航空写真を閲覧すると、いずれも笹と灌木の激藪が待っており、判断としては笹の激藪を漕ぐなら距離の短そうな山形県側から入山するルートにすることにした。

探訪日の当日は快晴。こんな日は登山道にお花が咲いていて眺望が良い山を登山をしたいものだが、私はあえて藪漕ぎ登山。粛々と三角点探訪を行うのみであった。

国道13号線 新及位から中ノ又集落まで5km程の細い道を東進。国有林内の中ノ股林道へと入った。1.2km程進むと程良い駐車地があり、その背後にルートに予定していた尾根が延びていた。

幸運な事に作業路があったが、不運な事に朝露が凄くてレインスーツのズボンを履くことにした。作業路は200m程で藪に消え、そこから急坂の尾根を登りはじめた。

急坂だったが林内は藪が薄く比較的登りやすかった。多少は痩せ尾根だったが、一本尾根なので迷わず進むことができた。途中、下方で姿は見えなかったが熊が歩いているもの凄い音が聞こえてきた。

順調に進んでいたが、途中で杉造林地と合流すると笹が出始めてきた。ここは尾根の西側、ブナ林側が歩きやすかった。

さらに上に進むと笹藪が濃くなり歩みも遅くなり始めた。幸い標高800m付近の杉造林地では樹間から少し景色を楽しむことができた。この造林地では平成21年に山の手入れを行ったようだった。

この造林地が終わると三角点まで残り0.5km程はもの凄い笹竹の激藪となった。この状態でGPSは参考程度にしかならないので、目印を置いて行った。太い笹竹なので向い藪の中では確実な藪の仕分けを要求された。

山頂に近付くと笹竹の背丈も低くなり歩きやすくなった。熊の糞が周辺にたくさんあり、まだ獣の残臭があった。

三角点は最高地点から5m程離れた場所にあった。保護石は4個で眺望はなかった。最高地点に青い目印のテープがあったが、近年のものではなさそうだった。稜線はもちろん道もなく藪に包まれていた。特にこれといった遺構もなく、帰路の藪漕ぎの苦労を考えて休憩の後に早々に下山をした。

帰路、下りの激藪の中ではGPSは全く役に立たなくて往路に置いてきた目印に助けられた。笹藪では無理に歩き進んで藪に溺れるのではなく、ルートを見極め上手に藪を漕いで泳ぐと体力の消耗が少ない事が分かった。

予定ではこの後も藪漕ぎ登山を行う予定だったが、炎天下で連続の藪漕ぎ登山は危険と判断して帰宅することにした、のだが・・・。
---地名の由来・追記など---
★秋田県側では「ヤグラヤシキヤマ(矢倉屋敷山)」という。別名「ヒヅノ平」秋ノ宮村誌より

★ヤグラ 岩窟、洞窟。川沿いに沿う険しい所。山の険しい所。石垣。櫓。えぐられた所、えぐられて険しくなった所。抜粋「地名用語語源辞典」楠原 佑介・溝手 理太郎 P625 ヤグラ

★ヤシキ 家屋を建てるべき屋敷地、およびその一帯。かつて屋敷地であった所。「集落」の意。中世以降、村落の区画呼称。抜粋「地名用語語源辞典」楠原 佑介・溝手 理太郎 P626 ヤシキ

★秋ノ宮村誌に秋ノ宮・中村の標高923.6mを「南烏帽子岳」と記載している。

★矢倉谷敷鋪の旧地 享保年間の頃まで村があったという。矢倉ノ不動、滝あり。古滝があったが無くなって新しい滝がある。この辺りは古風な場所だと記されている。菅江真澄「雪の出羽路」

★中ノ又 いくつかの沢の落ち合う場所。その中間の落合。抜粋「地名へのいざない」戸澤敬三郎 P263 ナカノマタ
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秋田県内に設置された、三角点の探訪記。

主に、明治時代に設置された一等~三等三角点を訪れています。

また 標石を含めた現地の周辺調査、地名や点名の由来なども掲載しています。

秋田県内で、藪の中をゴソゴソとやっている人がいたら、それは私です。

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