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初06 「大白森」 仙北市田沢湖町字小和瀬川国有林


地形図とルート
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より大きな地図で 仙北市 を表示
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笹森山から望む大白森
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登山口の鶴ノ湯温泉
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直ぐに神社に到着。登山道はその神社の脇から続いていた
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林道・鶴ノ湯線との出合い。登山道へは左折する
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再び登山道。快晴の中、ガツガツと登った
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乳頭山への縦走路と合流
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小白森への最後の登り
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登りきると木道になった。この日、霜が降りて足元が滑った
snb94o46mr1_09.jpg小白森山頂
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ブナ原生林から大白森を望む
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一見、普通の登山道に見えるが、至る所で深い泥濘があった
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ブナの森を抜けると視界が開けた
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背後には初冠雪した鳥海山が見えた
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天気も良く素晴らしい景色
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大白森山頂に到着。ここから西にある三角点を目指す
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微かな踏み跡があり、こちらは秋田県側の景色を望むことができた
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曲崎山を望む
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微かな踏み跡は終わり三角点へは藪漕ぎとなった
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胸高の藪を漕いで目指すが、なかなか藪は手強かった
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藪が濃く三角点を探すのに苦労した
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標石
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上部
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岩手山を望む
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秋田駒を望む
---基準点詳細---
基準点コード:TR35940661201
点名:大白森
俗称:大城森
所在地:秋田県仙北市田沢湖町字小和瀬川国有林3036林班ト小班
冠字選点番号:初06
種別等級:三等三角点   
地形図:八幡平
測地系:世界測地系(測地成果2011) 
緯度:39.5030.9813
経度:140.4706.2416
標高:1215.58m
選点:明治43年00月00日
設置:明治43年00月00日
観測:明治43年00月00日
備考:
---訪点記録---
訪問日:2013.10.14
自動車到達地点:鶴ノ湯温泉駐車場
歩道:大白森山頂標識まで登山道あり。三角点までは道なし
周辺:灌木・笹地
状態:正常
保護石:3個確認
出発時間:06:17 駐車地
到達時間:08:24 三角点到達
出発時間:08:28 三角点出発~大沢森ピストン
到着時間:13:26 駐車地
全行程:429分
備考:
---訪点の記---
この日、天気は快晴。朝日に染まる秋田駒を横目に、登山口の「鶴ノ湯温泉」に向かった。風情ある佇まいが印象的で、昭和の時代を思い出させた。今度は家族でゆっくりと温泉にでも入ってみたいと思ったが、佇まいとは裏腹に観光地ゆえ、人が多い。温泉気分だけになりそうなので、来るなら時期をずらして来ようと思った。

登山口は鶴ノ湯神社と併用で、小さく看板に「大白森登山口」と書いていた。歩きだしてすぐに神社があり、その少し先に杉の大木があった。細い杉も隣にあり、「親子杉」といった感じだ。さらに歩き続けると、その先に鶴ノ湯林道に辿りつく。またここからは蟹場温泉へ行けるようで、標柱が立っていた。

大白森への登山口は林道を左折して20m程進むと右手に標柱が立っていて、杉林の中に登山道を見つけることができた。

登山道は広く緩やかな坂が続いた。最初は杉の造林地だったが、カラマツ林に変わる。さらに進むと少し開けた草地となり、笹とブナ林となった。ここには金取り清水があり金取り坂の九十九折となった。そして、展望が開ける場所に出た。秋田駒や田沢湖が見渡せ、遥か南には鳥海山が初冠雪を抱いて空に浮かんでいた。素晴らしく快晴な天気に心も晴れる。気温が低い(2度)ので汗も吹き出ず心地よい。進行方向には乳頭山との分岐地点があるP1101峰が見えた。

笹地を抜け、さらにブナ原生林の中を登ると乳頭山との分岐地点に辿りついた。木々の間から小白森山が見えた。この分岐地点から下ると鞍部ではトラップ(罠)が待っていいた。平坦な道に見えるが、実は泥濘。気を抜くと靴が泥だらけになる。ここは迂回したり、木の枝を踏んだりして通過した。さらに条件が悪ければ長靴で来た方が良いと感じられた。

小白森山への登りは道も広く快適だった。青空に映えるブナの黄葉がとても素晴らしく、歩みも進んだ。そして、そのブナ林を抜けると木道となり、小白森山に辿りついた。

木道には霜が下りたらしく、白くなっていた。気を抜くと足元が滑った。両脇の笹は刈り払われていないので、霜や朝露でズボンがずぶ濡れになった。さらに進んでいくと標柱の立つ小白森山の山頂に辿りついた。湿原にも行けるように木道があったが、約10m先で終わっていた。

再び登山道に戻り大白森を目指す。再び下り、再びトラップ地帯になった。何度も迂回しながら進み、足元が悪い坂を登るとその先にぽっかり穴をあけたように青空が見えた。大白森へのゴールは間近であった。最後の登り、木道の手前辺りは土が濡れていて、気を抜いた私は滑って転びそうになった。

草と空、山々しか見えない素晴らしい景色。私は何度もカメラのシャッターを押し続けた。本当に素晴らしい景色に感動した。そして、標柱のある山頂へ辿りついた。その先には先客がいるようだった。

山頂標柱がある場所から湿原の中に踏み跡が続いていた。今日の目的の一つに大白森山の三角点を探訪することにしていたので、踏み跡のある湿原の中を少し歩かせてもらうことにした。もちろん、通過する足元の植物等に配慮しながらである。

ネット公開するにあたって様々な方がいるので、私個人の考えとして、明治時代に地図を作るために尽力した測量官や、それを支えた人々の想いや業績を偲び称えたいと思っている。

そして、踏み跡が無くなる辺りでは眺望は良く、森吉山などの秋田側の景色を楽しむことができた。ここはぜひ、小白森山と同じく木道の整備などをお願いしたいものである。

さて、三角点に行くには、そこから少し藪を漕がねばならないくて、胸高の灌木と笹の中を進んだ。GPSが指すその地点は下藪が少し濃くて探すのに苦労してしまった。ふと思い出したように見上げた灌木に目印がないか探してみると、2~3m程離れた灌木にワイヤーでくくり付けられた某山の会のプラスチック・プレートがあったが、半分に割れていた。三角点はそこから二三歩南側に進んだ場所にあり、藪が薄くなっていた。保護石は三個、標石の状態も良かった。

一通り撮影をして山頂標識がある場所まで戻り朝食を摂った。素晴らしい快晴の中で金色に染まる草原の中で食べるご飯は本当に美味かった。

朝食を食べ終わり東京から来たという先行者と少し会話して、私は縦走路の常態を確かめるべく、北に進路を取った。どこまでも続く木道は山頂を後にすると、ゆっくりと下って行った。
曲崎山や八幡平、岩手山などの景色や森吉山などが見えた。大白森山に登るなら、こちらの景色が見える木道終点の辺りまで来るのがお勧めかと思われる。

木道が終わりブナ林の中の登山道を下り続けた。しばらく下ると枯れ沢があり、その先に大白森避難小屋の分岐があり避難小屋への木道が敷設されていた。この木道、少し傾いていて凄く滑りやすかった。転びはしなかったが、まあ、他人には見せたくない格好をしたと思う。

避難小屋には入らずに再び縦走路に復帰。途中で笹が登山道に覆いかぶさり藪漕ぎ常態になる場面もあったが、踏み跡はしっかりしているので問題にはならなかった。

P999付近では小和瀬沢・大沢方面からの登山道との分岐があったが、私はこのルートは知らない。また登山道は再び登りとなり、ここに来て少し気温が上がってきたので汗が出るようになってきた。ふと、上の方から鈴の音が聞こえてきた。縦走者がいるようだった。私はワザと鈴を鳴らして道を譲ろうと待っていたが、相手は下りで集中していたらしく、私に気付かなかったようで、挨拶をしたら動揺していた。まさか、こんな場所に人がいると思わなかったのだろう。私と同年代か、下の年代か、若いカップルであった。

大沢森山手前の急坂を一気に登り標柱のある場所に辿りついた。また、私が確かめたかった内大沢森への分岐地点でもあった。そして、残念ながら内大沢森への登山道は笹の密藪で消滅しているようだった。しかし、良く見ると目印のピンクテープと踏み跡があるようで、私は少しの休憩の後にその藪に突入することにした。

内大沢森の南西にある三角点P1173.7m(初08 様ノ沢)へは約1.3km程だったが、余りの笹の密藪になかなか歩みは進まなかった。そして、復路の時間を考えると、もう戻らなければいけない時間でもあった。秋の日暮は予想以上に早いからである。私は大沢森と内大沢森の鞍部付近で引き返す事を決意した。

この内大沢森の南西にある三角点P1173.7m(初08 様ノ沢)へは小和瀬沢・大沢からP999の尾根を詰上げてショートカットすれば到達できると考えた。大白森経由ではアプローチが長過ぎて藪漕ぎなどで体力の消耗が懸念される。今度はこちらのルートを構築してこの三角点へ到達してみたい。やはり来てみないとわからない。本当に来てよかった。

再び藪を漕いで登山道に復帰。スピードを上げて戻り続けた。休憩は取らずに疲れてくると飴を舐め続けながら歩いた。大白森の山頂で先程のカップルと再会。少し話をしてから再び歩き続けた。相変わらず快晴の天気で気持ちが良い。帰りたくない思いに後ろ髪を惹かれながら大白森山を後にした。

そして、再びスピードを上げて下り続けた。往路で十分に写真を撮ってきたので歩く効率がいい。また最近、トレイルランニングにも興味がでてきているので、所々で登り下りを走ってみたりした。

鶴ノ湯温泉に着くと観光客でいっぱいだった。私の隣の車のホイールにリードに繋がれた犬がいた。御主人様はのんびり温泉なのだろう。犬は待ちくたびれているようだった。犬にだって気持ちはあるだろうと思い、本当はダメなのだろうが、私のおにぎりとお菓子を少し分けてやった。フフフ

今回は少しでもこの山塊のデータを収集できればとの思いからの山行だった。何も知らずに八幡平からの縦走は勿体なく思えた。地形図は役には立つが必ずしも当てにはならない。実際に歩いてこそ生きてくるものだと感じた。
---地名の由来・追記など---
藩政時代は「大城森」と呼ばれていた
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秋田県内に設置された、三角点の探訪記。

主に、明治時代に設置された一等~三等三角点を訪れています。

また 標石を含めた現地の周辺調査、地名や点名の由来なども掲載しています。

秋田県内で、藪の中をゴソゴソとやっている人がいたら、それは私です。

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