FC2ブログ

事10 「大台」 大仙市太田太田字川口沢国有林


地形図とルート
d1sn40di_map.jpg




▲Google map
d1sn40di_01.jpg
▲石神荒屋敷付近から見た大台山と茶臼山。
d1sn40di_02_20171015154916e6b.jpg
▲七瀬沢林道から見た裏大台山。(パノラマ)
d1sn40di_03.jpg
▲大台スキー場から管理道路を車で登った。(急坂注意)
d1sn40di_04.jpg
▲管理道路終点駐車地から遊歩道を辿った。
d1sn40di_05.jpg
▲リフト終点・展望台。
d1sn40di_06.jpg
▲わかりにくい遊歩道を歩き登山口(小屋の裏から)に到着した。
d1sn40di_07.jpg
▲少々わかりにくい登山道をルートファインディングしながら進んだ。
d1sn40di_08.jpg
▲途中で藪や倒木、踏み跡を見失い完全に立ち往生。面倒なので正面にある急坂の尾根を登った。
d1sn40di_09.jpg
▲途中で奇形ブナの大木を発見。
d1sn40di_10.jpg
▲稜線には登山道があったが倒木や藪化で少々歩きにくかった。
d1sn40di_11.jpg
▲ようやく視界が開けた場所に到達。小滝山方面の景色
d1sn40di_12.jpg
▲白岩岳~小杉山の縦走区間にある錫杖の森付近。
d1sn40di_13.jpg
▲薬師岳、和賀岳方面の景色。
d1sn40di_14.jpg
▲甲山方面の景色。
d1sn40di_15.jpg
▲山頂の三角点に到着。登山道沿いにあるので最初は通り過ぎてしまった。
d1sn40di_16.jpg
▲標石
d1sn40di_17.jpg
▲上部
d1sn40di_18.jpg
▲山頂から眼下の景色
d1sn40di_19_20171015154915e98.jpg
▲所変わって、こちらは川口林道終点からみた仙北平野。
d1sn40di_20.jpg
▲山頂を離れ、今度はお隣にある茶臼山へ登った。
d1sn40di_21.jpg
▲登山道分岐地点から刈り払われた道があり山頂まで続いていた。
d1sn40di_22.jpg
▲さらに続く坂道。
d1sn40di_23.jpg
▲茶臼山山頂。国有林の境界標石があるのみ。
d1sn40di_24.jpg
▲駐車地からの景色。
d1sn40di_25.jpg
▲すぐ近くにあった四等三角点。
d1sn40di_25.jpg
---基準点詳細---
基準点コード:TR35940251401   
点名:大台
俗称:大台山
所在地:秋田県大仙市太田太田字川口沢国有林2171林班ぬ小班
冠字選点番号:事10 
種別等級:三等三角点   
地形図:角館 
測地系:世界測地系(測地成果2011) 
緯度:39°30′58″.6326
経度:140°40′49″.4168  
標高:813.74m
選点:明治42年04月23日
設置:明治42年05月19日
観測:明治42年09月06日
備考:小木曽 詵次郎
---訪点記録---
訪問日:2012.06.02
自動車到達地点:大台スキー場
歩道:登山道(不明瞭な区間あり)
周辺:山林
状態:正常
保護石:2個確認
出発時間:08:02 駐車地
到達時間:09:56 三角点到達
出発時間:10:04 三角点出発~茶臼山経由
到達時間:10:39 茶臼山・山頂
到着時間:11:40 駐車地
全行程:218分
備考:
---訪点の記---
 大台スキー場の管理道路の終点まで車で進入することができた。スキー場なだけあってたいへん見晴らしが良い。身支度を整えて展望台を目指す。残念なことに展望台は立ち入り禁止のテープが貼られていた。

 展望台裏からは階段のある下りとなった。どんどん下るので私は不安になりGPSの軌跡を確認した。どうやら、この遊歩道は別の場所に向かうようだったので、途中の分岐から進路を変えてみた。ちなみに、この遊歩道に案内の標柱はない。分岐を登ると小屋があり「大台登山口」と書かれた小さな看板があった。ここからは小径が続いていた。そして、山頂直下の尻まで来ると藪化で登山道を見失った。何とか突破するも今度は土砂で崩壊していたり、道が不明瞭で歩きにくかった。

 私が不安に歩いていると山手の沢目に古老が独りたたずんでいた。残雪に屈む姿は仙人か猩猩の様で、私は道を尋ねるために声を掛けた。

私 「おはようございます」
古老「・・・・・・・」

返事がないのでさらに近くに寄ってみた。

私 「おはようございます」

古老「あっこ、立っちゃったあ」(あそこ、立ってしまったあ)

私 (いきなりの下ネタに戸惑う)

 どうやらアイコ(ミヤマイラクサ)が立ってしまった(伸びてしまった)と言いたかったようだった。下ネタではなかったので一安心した私はようやく会話を続けた。よく見ると古老は歯がないようで上手く発音できないようだったが、道は合っていると言っていた。私は古老にお礼を言うと古老も「はふゅふゅふぇふぇ」(気をつけて)と返してくれた。再び歩き始めた私は相変わらず不明瞭な道をトレースしながら歩いた。

 途中の枯れた菅沼沢までくると登山道が消滅して完全に迷ってしまった。ここで私はかなりの時間のロスをした。ここから帰って川口林道から登ろうかと考えたが、結局は目の前の尾根を直登することに決めた。この尾根は急な斜面だったが、他の斜面よりは比較的緩やかだったが、それでも四つん這いで登るのを強いられた。

 しかし、この尾根で変形した神秘的なブナの巨木に出会えた。これだけで私は苦労を忘れることができたと思う。このブナを見上げながら水分補給をして私は一気に尾根まで登り詰めた。

 尾根は少し藪化していたが下の登山道よりは全然、歩きやすかった。しかし、朝食を抜いてきたので、ここでシャリバテを起こして前に進めなくなった。朝食は登山道の倒木の上でサンドイッチを頬張った。尾根に吹く心地よい風と木々の間からの陽の光がやわらかく感じられた。束の間の休憩の跡、私は尾根の東側を巻いて続く小径を登り続けた。木々の間からは小滝山や錫杖の森、薬師岳、和賀岳、小杉山などが望めた。

 途中、P712からの尾根まで来ると道が二又に別れた。私は西の尾根を登るために進路を変えた。尾根を登ると今度は下り山頂から連なる尾根との鞍部に出た。地形的に先ほどの二又の一方の道を辿っても来れそうだが確認しなかった。

 ここから少し登り再び山頂を目指した。山頂と言っても長根の最高地点なので実感がなかった。三角点は登山道の脇にひっそりと落葉を被り眠っていた。目印のテープも国土地理院の表示杭もないので知らなければ通り過ぎてしまう程だった。少し先の木々の間から眼下が少し見えたが周りはブナ林で眺望はなかった。

 帰路は長根を辿り茶臼山まで行ってみることにした。刈り払いされていて歩きやすく山頂には林班の境界標があるだけだった。茶臼山を後にして分岐よりスキー場への道を探したが、すぐに道は途切れ藪の中になってしまった。

 私が立ち止まっていると沢目からあの古老が再び現れた。今度は向こうから声を掛けてきた。ハフハフ言っている内容からすると、山頂に行って帰ってくるのが早かったとか、道が途中からなくなっていたね、と言いたかった様だ。再び帰路の道を教えてもらい古老と別れた。最後に私は古老にお礼を言うと、また古老も「はふゅふゅふぇふぇ」(気をつけて)と返してくれた。

 一期一会の出会いであったが、迷いそうなときに二度も現れて道を教えてくれた古老は私にはある意味で「仙人」に思えた。感謝の一言である。

 古老に言われたとおりに沢目沿って歩く。途中から斜面をトラバース気味に道が続いていた。本当に獣道程度の小径だ。置かれた目印も殆どなく「登山道」とは言いにくい。何れ、登山道の手入れがなければ消滅しそうなコースと思える。

 また、遊歩道も案内がなければ無駄な歩きで体力を消耗してしまう可能性がある。試しに登山道入り口から今度は反時計回りに遊歩道を歩いてみた。途中に分岐があったが直進すると駐車場からどんどん離れ、次郎沢沿いに下山してしまいそうだった。私は分岐まで戻って歩き続けると展望台がある場所に辿りついた。天気は最高だったが時間のロスと体力の消耗で少し疲れる三角点訪問だった。今度は川口林道から山頂を目指してみたい。
---地名の由来・追記など---
★大台
 オオダイは大きい台地である。中腹より下は部落有地で草刈場であった。今は公園となり移された石仏石碑があり、桜も植樹され冬季はスキー場になる。頂上から国有林で杉が植林され、そのはるか上にはサク(土の表れた削れた土地)がある。サクは山は山肌の白く見えるところで、白毛の馬の形をしていた。しかし、サクは裂けたところ、離れたところを言うので、地名的にはこの方が正しい。南に兎岱(平ら)、北に葦岱(平)がある。タイは高原、山の平原をさして言うが、兎平幕平ともに高原である。
(太田町史・地誌・年表編より抜粋)
関連記事
スポンサーサイト



この記事へのコメント

トラックバック

URL :

凸山岳登頂人数
プロフィール

デコ山さん

Author:デコ山さん
秋田県内に設置された、三角点の探訪記。

主に、明治時代に設置された一等~三等三角点を訪れています。

また 標石を含めた現地の周辺調査、地名や点名の由来なども掲載しています。

秋田県内で、藪の中をゴソゴソとやっている人がいたら、それは私です。

検索フォーム
カテゴリ
日記 (0)
藪漕ぎ (1)
鳥獣類 (1)
このサイトについて (1)
郷土資料 (1)
年度別 (7)
秋田市(108) (93)
一等三角点 (2)
二等三角点 (10)
三等三角点 (81)
男鹿市(30+位置図) (31)
一等三角点 (1)
二等三角点 (3)
三等三角点 (26)
潟上市(10) (10)
二等三角点 (1)
三等三角点 (9)
大仙市(110+位置図) (111)
一等三角点 (1)
二等三角点 (14)
三等三角点 (95)
仙北市(132) (96)
一等三角点 (3)
二等三角点 (15)
三等三角点 (78)
大館市(110) (0)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (0)
北秋田市(131) (20)
一等三角点 (1)
二等三角点 (1)
三等三角点 (18)
由利本荘市(151+位置図) (153)
一等三角点 (3)
二等三角点 (21)
三等三角点 (128)
にかほ市(34+位置図) (35)
一等三角点 (3)
二等三角点 (4)
三等三角点 (27)
横手市(81+位置図) (82)
二等三角点 (8)
三等三角点 (73)
能代市(57) (36)
一等三角点 (1)
二等三角点 (5)
三等三角点 (30)
湯沢市(101) (101)
一等三角点 (2)
二等三角点 (11)
三等三角点 (87)
鹿角市(88) (1)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (1)
五城目町(23) (13)
一等三角点 (1)
二等三角点 (1)
三等三角点 (11)
八郎潟町(3) (3)
三等三角点 (3)
井川町(7) (6)
二等三角点 (2)
三等三角点 (4)
美郷町(26) (25)
一等三角点 (1)
二等三角点 (2)
三等三角点 (22)
藤里町(34) (10)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (10)
三種町(28) (23)
二等三角点 (1)
三等三角点 (22)
八峰町(29) (16)
二等三角点 (2)
三等三角点 (14)
羽後町(30) (30)
二等三角点 (2)
三等三角点 (28)
小坂町(23) (0)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (0)
大潟村(15+位置図) (15)
二等三角点 (2)
三等三角点 (12)
上小阿仁村(27) (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (0)
東成瀬村(32) (30)
一等三角点 (2)
二等三角点 (4)
三等三角点 (24)
車両経歴 (1)
リンク
横手市の巨樹・巨木
横手市の巨樹・巨木のページ
お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文: