英34 「茅峠」 岩手県和賀郡湯田町左草字西山国有林


地形図とルート
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御嶽山付近から望む割倉山の山塊と本峰 (1024 x 576)
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萱峠から望む大松川の景色
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峠付近に分水嶺の標識があった
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峠付近から岩手県側に入山。民有林緑の回廊の標柱もある
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雪解けで泥濘がある作業路。最初は不明瞭だった
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ブナの巨木も点在している
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明瞭な作業路。崩壊が進む
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多少、灌木がうるさいが容易に三角点に到達
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標石
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上部
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主三角点へは県境・林道から北側へ入山
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300mほどであるが藪が酷かった。帰路のルート(岩手県側から)の方が藪が薄く歩きやすい
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主三角点は最高地点P604.6mにある。廃点になって100年以上経っているので苔生した状態であった
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標石
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上部

主三角点付近ykt4k810g_16.jpg
萱峠林道から望む山内・大松川。奥にみたけ湖(大松川ダム)
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萱峠林道から望む割倉山の前衛峰「小倉山」。面白そうなので藪漕いで登ってみたい
---基準点詳細---
基準点コード:TR35940051501   
点名:茅峠
俗称:前山
冠字選点番号:英34 
種別等級:三等三角点   
地形図:六郷 
測地系:世界測地系(測地成果2011) 
緯度:39.2049.8031
経度:140.4134.9462  
標高:643.26m
選点:明治42年05月25日
設置:明治42年06月15日
観測:明治42年09月29日
備考:青木 嘉三治
---訪点記録---
訪問日:2011.05.21 曇り
所在地:岩手県和賀郡湯田町大字左草字西山129林班
自動車到達地点:萱峠 分水嶺標柱付近
歩道:作業道が途中まである。以後、道なし
周辺:山林
状態:正常
保護石:4個確認
出発時間:11:58 林道駐車地
到達時間:12:12 三角点到達
出発時間:12:14 三角点出発
到着時間:12:26 林道駐車地
全行程:28分
備考:
---訪点の記---
お隣、岩手県に設置されている三角点だが、ほぼ県境沿いにあり比較的容易に到達できそうだったので行ってみた。

分水嶺の標柱を過ぎて岩手県側に入ると、最初は不明瞭な作業路があった。ちょうど緑の回廊の標柱がある。ここから小径を少し行くと小さい沢があって、ここで道が途切れてわからなくなってしまった。仕方なく私は残雪を利用して対岸に渡った。幸い再び作業路を見つけたので再び歩き始めた。

道の傍らに大きなブナの木があり、ガスが立ち込めた林内は深山独特の幽玄な雰囲気に包まれた。木材搬出用の道だったのか、重機が通ったであろう道は多少の崩壊はあったが広くて歩きやすかった。ちょうど国土地理院の地形図ではP766まで破線で道が記載されている。

私は三角点と同じ高度まで作業路を辿ってから、緩やかな尾根を登って薮の中にひっそりとあった三角点に辿り着いた。最初は標高的にも場所的にも中途半端な場所(二等三角点の割倉山から通視できない)だったので、半信半疑での訪問だったが標石を見つけて安心した。
---地名の由来・追記など---
★カヤ カヤ植物による地形、カミ(上)・ヤの約か。カラの転か。カヤス(覆、返)の語幹で「隠す」の意から「崩壊地形」、川などの「曲流点」をいうか。カヤブル(傾斜地)をいうか。カヤバタの意で「焼畑」をいうか。よくわからない地名の一つだという。抜粋「地名用語語源辞典」楠原 佑介・溝手 理太郎 P137 カヤ

★周辺の地名 秋田県側からは大字「大松川」より至る。「大松川」は古来より「松川」と呼ばれ、元禄七年の分村により大松川と小松川とした。

小字名「二ツ石」。菅江真澄の雪の出羽路に「薬師の窟があり、土地の人は薬師穴という。また、たいそう高い所を薬師倉という。この薬師倉の上に経塚という所があり、石経などを埋めた所かと」とある。周辺に「下嶽屋敷、上嶽屋敷、向屋敷、上屋敷などという村」があり、その昔は人や家が多く栄えていたと伝えられている。

山内村史には経塚森、薬師穴、積み石の沢、錠ノ沢、二つ石、七マルキ、大倉沢は、お薬師様がアマノジャクを山の中に封じ込めて村人を救ったという昔話に関連する地名として出てくる。

「外山村、南部領羽賀郡サソウ村に越ゆる間道なり。御境を四本鮒と云う。奥羽の境なり。(久保田領郡邑記)」とある。また萱峠ではなく笹峠と記載されている。

さらに「久多石といっている沢にある「爺石」の高さは約二丈、四、五尺、「婆石」はごくごく小さい石がある。この対になる二つの石が地名の由来になったものか。
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