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波02 「足倉山」 湯沢市皆瀬黒沢国有林


地形図とルート
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▲Google map
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奥宮山(三角点峰側)から望む本峰。
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栗駒山須川温泉付近から望む本峰。
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▲東成瀬村・夢仙人大橋から望む本峰。
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▲皆瀬・桁倉沼付近の三角点峰から望む本峰。
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▲林道・桂沢線から望む本峰。
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▲林道・足倉線を歩く。
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▲林道から望む小安岳方面の景色。
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▲倒木の手前に車があった。実質、林道の終点。
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▲さらに進むと林道が崩壊していた。
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▲林道が終わり、さらに進むと枯れた沢となった。
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▲藪をかき分けて斜面に取り付いた。
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▲藪漕ぎの中の束の間の休憩。
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▲藪が濃くて目的の進路から外れるので修正を何度か試みた。
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▲ブナの原生林の中を進む。
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▲次第に緩傾斜となり山頂が近づいてきた。
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▲最後まで藪漕ぎが続いた。
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▲三角点に到達。傍らには主三角点があった。
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▲標石
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▲上部
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▲主三角点標石
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▲上部
---基準点詳細---
基準点コード:TR25840453601   
点名:足倉山
通称:鷲座・青岩山・根杉山
所在地:秋田県湯沢市皆瀬黒沢国有林1028林班ほ3小班 
冠字選点番号:波02 
種別等級:三等三角点   
地形図:稲庭 
測地系:世界測地系(測地成果2011) 
北緯:39°01′35″.4650
東経:140°42′13″.0117  
標高:1083.23m
選点:明治40年04月24日
設置:明治40年07月10日
観測:明治40年07月10日
備考:直井 武
---訪点記録---
訪問日:2012.10.22
自動車到達地点:足倉林道起点より0.3km付近 現況EP
歩道:道なし ブナ原生林・笹藪多し
周辺:笹地・低木
状態:正常
保護石:0個確認
出発時間:08:13 駐車地
到達時間:10:08 三角点到達
出発時間:10:17 三角点出発
到着時間:11:16 駐車地
全行程:183分
備考:本点の東側に主三角点あり。
---訪点の記---
 この山へのアプローチ林道である、桂沢線と足倉線がしばらくの間、通行止めになっていた。登頂計画から3年、既に工事を終えているであろうと思い登頂を決行することにした。

 国道398号線より林道・桂沢線にアプローチするために旧道に入った。林道入口には林鉄時代(秋178 皆瀬林道 森林鉄道2級 昭和41年全線廃止)を思わせる小屋が昭和の時代を感じさせていた。

 林道・桂沢線の起点には、バリケードや柵は無く車で侵入する事ができた。いよいよ足倉山への前進に心が弾んだが、滝ノ原林道との出合いから通行止めになっていないかと心配になった。

 林道の路面には所々に横断溝があり、路肩が決壊した場所もあったが、走行には支障はなかった。また木々が途切れると南側の視界が開け、急峻な山肌を見せる吹突山や小安岳、高松山の山塊を眺める事ができた。

 林道・滝ノ原線との出合いからも林道に通行規制はなかったが、そのすぐ先で法面崩壊の工事後に再び崩壊したらしく、道幅が少し狭くなっていた。ここからは北側の視界が開け、稲川の大森山が見えた。この場所も過ぎると、カラポリ沢への下りに差し掛かった。ここからは、これから登る足倉山とP906が見えた。私が思った以上に険しく感じられたが、いよいよ登頂できる期待に胸を膨らませた。

 林道・桂沢線も終盤にさしかかると、「林道・足倉山線起点」と書かれた標柱があり、分岐地点となっていた。入口に軽ワゴンが止まっていたので、あまり奥まで入れないだろうと思ったが、私は車での進入を続けた。案の定、すぐに林道の路面に草が覆いかぶさってきていたので、林道脇の待避所に車を駐車して身支度を整えた。三角点の点の記によると小径があるようだったので、ハードな藪漕ぎはないと判断して、足元はスパイク付きの長靴にした。

 GPSを起動させ、林道歩きを開始した私だったが、GPSが正確に衛星を捉えていないことに気づいた。再度、GPSを考証させたが全然ダメだったので、腕時計のコンパスを頼りに歩き続けた。

 途中で倒木が道を塞いでいて、一台の車があった。その先からは林道と言うより杣道になっていた。私は地形を見ながら登頂地点を探したが、なかなか良い場所が見つからず歩き続けた。結局、私は登り口を見つけられず、源頭部のあたりまで来てしまっていた。ここは大規模な土砂が上流から流出したようで、沢の周囲が広範囲でザレ場になっていた。

 適当な尾根を登ろうとしたが、どの部分も背丈を超える笹の激薮で、ルートを決められなかった。なんとか登り始めた枝尾根はブナの原生林だったが、やはり笹の激薮が続き、また急斜面のために、乗り越えるのに難儀した。あまりの激薮に薮流れを何回も起こし、その度にルート修正を迫られる場面があった。

 もちろん、GPSは相変わらず役に立たなかった。周辺の地形とコンパスをたよりに、更に薮を漕ぎ続けた。長靴はすでに穴が開いてボロボロに切れていた。相変わらず笹の激薮が続いたが、ブナの巨木の周りは薮が少し薄れ、秋の黄葉を楽しむことができた。

 ようやく山頂の肩の付近に到着して進路を確認すると、GPSも正常に作動するようになった。ここから山頂の三角点までは、潅木と笹が密集していて歩きにくかった。

 三角点の付近だけは開けていたが、残念なことに眺望は得られなかった。三角点の少し東側には農商務省山林局が設置した主三角点があり、どちらも100年以上前に設置されたものであったが、標石はほぼ、水平を保っていた。

 少し長居をしたかったが、本日はあともう2点を訪問する予定だったので、足早に切り上げて山頂を後にした。三角点からは西側に小径らしきものと、目印のテープが置かれてあったが、不明確ですぐに見失い、結局は薮の中の急斜面を下った。
---地名の由来・追記など---
★鷲座(足倉越え)・・・・五道経路の一番の道であるが幻の道でもある。足倉山(標高1083)の中腹から須川・栗駒に越える道。皆瀬村中ノ台字木橙(きあぶみ)→大俣沢上流8キロ、山の神祠→須川旧有料道路側の山神社までの峰伝い。高遠森の南、秣岳(まぐさやま)から峰伝い→栗駒山頂(大日嶽・須川岳・虚空蔵山の総称)。

 鷲座の名は、鷲が棲んでいた山という意味で、今の足倉山のことである。この足倉山のことを「青岩山」「根杉山」とも呼んだという。このルートは古代山岳信仰の道でもあった。

★鷲が舞う幻の古道~足倉山~

 東成瀬村と湯沢市皆瀬にまたがる足倉山(1080.3m)は、いにしえの時代、古道・五道経路の一番目「鷲座」(足倉越)にあたり、秋田と仙台を結ぶ交通の要所として・山岳信仰の山歴史を刻んできた。

 山名にもあるように、足(悪)倉(崖地、急斜面の山)で芦峅などと共に当て字と思われるが、いずれも交通の難所にあたる場所と思われる。
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秋田県内に設置された、三角点の探訪記。

主に、明治時代に設置された一等~三等三角点を訪れています。

また 標石を含めた現地の周辺調査、地名や点名の由来なども掲載しています。

秋田県内で、藪の中をゴソゴソとやっている人がいたら、それは私です。

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