FC2ブログ

志01 「神室山」 湯沢市雄勝町秋ノ宮役内沢国有林


地形図とルート
ogkmr8m_map.jpg

国道108号線から見た前神室山。神室山は背後になっていて見えない。
ogkmr8m_01.jpg
登山口
ogkmr8m_02.jpg
第一渡渉地点
ogkmr8m_03.jpg
不明瞭な沢沿いの登山道
ogkmr8m_04.jpg
第二渡渉地点
ogkmr8m_05.jpg
ブナ林を行く
ogkmr8m_06.jpg
名物看板???
ogkmr8m_07.jpg
三十三尋の滝
ogkmr8m_08.jpg
不動明王
ogkmr8m_09.jpg
胸突き八丁の坂
ogkmr8m_10.jpg
高度が上がると前神室山が見えてきた
ogkmr8m_11.jpg
樹林帯突破!
ogkmr8m_12.jpg
御田ノ上
ogkmr8m_13.jpg
窓くぐりへ
ogkmr8m_14.jpg
本当に窓みたいになっていた
ogkmr8m_15.jpg
初めて見せた神室山の山容
ogkmr8m_16.jpg
西ノ又分岐
ogkmr8m_17.jpg
西ノ又分岐を振り返る
ogkmr8m_18.jpg
山頂到着!
ogkmr8m_19.jpg
標石
ogkmr8m_20.jpg
上部
ogkmr8m_21.jpg
山頂からの景色
ogkmr8m_22.jpg
ogkmr8m_23.jpg
ogkmr8m_24.jpg
カモシカが山頂まで来ていた
ogkmr8m_25.jpg
---基準点詳細---
基準点コード:TR25840238901 
点名:神室山
俗称:平戈山・鏑山・南鳥海山 
所在地:秋田県湯沢市雄勝町秋ノ宮役内沢国有林56林班い小班(栗駒国定公園地内)
冠字選点番号:志01
種別等級:二等三角点   
地形図:羽前金山 
測地系:世界測地系(測地成果2011) 
北緯:38°54′08″.1105
東経:140°29′32″.2789
標高:1365.02m
選点:明治39年05月07日
造標:明治39年05月30日
設置:明治39年09月24日
観測:明治39年09月24日
備考:宮崎和作
---訪点記録---
訪問日:2010.08.28
自動車到達地点:西ノ又川登山口
歩道:登山道あり
周辺:笹地・灌木・神室山山頂
状態:正常
保護石:0個確認
出発時間:06:43 登山口
到達時間:10:04 三角点到達
出発時間:10:32 三角点出発~前神室山、パノラマコース経由
到着時間:13:53 登山口
全行程:430分
備考:
---訪点記録---
訪問日:2010.08.28
所在地:秋田県湯沢市雄勝町秋ノ宮役内沢国有林56林班い小班(栗駒国定公園地内)
自動車到達地点:西ノ又川登山口
歩道:登山道あり
周辺:笹地・灌木・神室山山頂
状態:正常
保護石:0個確認
出発時間:06:43 登山口
到達時間:10:04 三角点到達
出発時間:10:32 三角点出発
到着時間:13:53 登山口
全行程:430分
備考:
---訪点の記---
この日、大曲の花火が100周年ということだったが、私の三角点歩きも100点目を迎えた。山岳の三角点はもちろん、平地の三角点も含めると、やっと1/15程度まで訪れたことになる。100点目をどこにするか悩んだが、やはり神室の山をこの地域の探訪の起点とするのが良いと思った。また、今回は100点目の記念ということで、急ぐことなく、ゆっくりと神室の山と景色を楽しむことを計画した。

朝5時過ぎに自宅を出発。一路、神室山へと早朝の高速道路を愛車で走らせた。実は我が愛車ジムニーは、速度が70kmを越えるとハンドルがガクガク・ブルブルとなる厄介者なのだ。早朝は交通量が少ないと思っていたが、意外にも後続車が並んだので、次のインターで早々に退散することにした。

天気は快晴。横堀の新万石橋を左折して国道108号線を走ると前神室山が見えてきた。八ツ口 小公園を右手に見送り、学校がある付近に「神室山登山口」と看板が出ていたので右折した。小さな橋を渡り突き当たりを左折、道なりに進む。集落の終わりから砂利道となり、0.7kmほど進むと右側に鳥居の立つ林道が西ノ又沿いに伸びていた。その林道は路面が荒れていたので、なかなか車のスピードは上がらずに長く感じられた。鳥居から1.8kmほどで登山口の駐車場に到着したが、この日は私が一番乗りのようだった。

身支度を整えて林道を歩き出し、1kmほど歩くと右側から流れ込む小沢の渡渉点があった。ここまでは車で来ることができるようである。

ここを渡るといよいよ登山道となってブナの林を歩くことになった。朝の木漏れ日が林内を照らし出して非常に清々しい気分にさせてくれた。

少し行くと今度は吊橋が出てきた。「一の渡りの吊橋」と言うらしく、左岸にわたるようになっている。某林鉄の廃鉄橋を経験しているので怖くはなかったが、けっこう揺れるので歩きにくかった。そのうち橋の真ん中くらいまで行くと要領がわかってきて、その揺れるリズムに歩調を合わせると普通に歩けた。橋を渡っても身体が揺れている錯覚になっていたので面白かった。

さらに山腹をトラバースするように道は続いたが、刈払いしていないのか、山道に草が覆いかぶさっていて朝露で濡れてしまった。少し行くと一度、沢に降りるようになっていて、ピンクの目印があって、続く道を確認できたが、増水時は注意が必要かと思われた。

さらに進むと「第二の吊橋」があり、また右岸に渡るようになっていた。右岸に渡る寸前、吊橋の足元に勾配があるので、橋が濡れているときは滑って滑落しないように注意が必要と思われた。

橋を渡るとまたブナ林となった。やはりブナの林は気持ちいい。所々に太いブナもあり、ゆっくり見ながら林内を歩いた。しばらくすると右岸をトラバースするように登山道があったが、一部で崩れていたり狭くて危険な個所もあった。何度か右側から流れる小沢を回りこんで登山道は続いた。ふと左岸の方を見ると三角石山がそびえたっていた。

山道に「老いて猶 かむろの道に汗流る・由喜」と書いてある。心境はわからないではないが、せめて胸突き八丁に設置したほうが効果的だっただろうと思った。

またも狭い山道を進むとまた小沢を渡る渡渉地点があった。ここは岩にペンキで矢印が記されていた。この小沢を越えると、三十三尋の滝が左岸に見えてきた。少し急な坂を下りると滝が目の前に迫り、また渡渉地点となった。ここは増水時の渡渉は困難と思われる。対岸は草が生い茂り、道が不明瞭となっていたが、岩に目印などがあり、何とか登山道に復帰することができた。

登山道は三十三尋の滝のすぐ上に向かい、泥濘の坂を登ると、不動明王がある場所に着いた。すぐ脇には小沢があり、山肌から清水が湧き出ていた。ここが最後の水場となり胸突き八丁へと突入することになるが、残暑の厳しいこの日、この場で水を補給すれば良かったと後で後悔することになった。

胸突き八丁を登り始めると気温が上がってきた。木々の間から前神室の山容が少しずつ見えてくるにしたがって心が躍ってきた。適度に木の根が天然の階段となっていて、意外にも登りやすかった。振り返ると下の集落と小比内山が見えた。胸突き八丁が終わる頃には坂も緩くなり、周りの木々も矮小化して潅木帯となった。

潅木帯を抜けると視界が開けた。稜線は少し上にあるが、振り返るとP1173と三角石山からの景色が見えた。ときどき吹くそよ風は秋の匂いがしたが、日光を遮るものがないので、ジリジリと肌が燃える感覚に一気に汗が吹き出た。

御田ノ神に着くと草原が広がっていたが、花々の季節は少し過ぎてしまっていたようだった。ここは本当に気持ちが良い場所だと思った。周りを見わたすと前神室が遠くに感じられ、私は窓くぐりを超えるまで、行く手にあるピークが神室山と勘違いしてしまった。

御田ノ神を過ぎ、笹の斜面を「窓くぐり」目指して登った。最初は少し不明瞭な道だったが、次第に明瞭になり、その穴(窓)に吸い込まれるように道は続いていた。

窓くぐりを抜けると一気に視界が変わった。その名前に納得する瞬間であった。思わず「素晴らしい」と声を上げてしまった。「みちのくの小アルプス」と言われるだけの景色がそこにはあった。ここに来て初めて神室山のピークが見えるのであった。ここからは痩せた尾根を歩くことになり、ハクサンフウロが賑やかに登山道脇を彩っていた。

少し歩くと先ほど勘違いしていたピークが見えてきた。どうやらそこが西ノ又分岐地点のようだ。素晴らしい景色にシャッターを押してばかりで、なかなか前に進めない。ちょうど分岐地点に日陰があったので、西ノ又分岐に到着して初めて腰を下ろして休憩した。

水分を補給して再び神室山に向かい歩き始めた。尾根沿いからは山形側の景色が楽しめた。一箇所だけ登山道の途中に露出した岩場があったので慎重に通過した。

山頂に到着すると誰もいなかった。三角点はすぐに判別できたが石碑と並び一つのオブジェとなっていた。
右から二等、縦に旧字で三角点と書かれていた。目だった欠けもなく私は地図の一点を手で触った。

周りを一通り撮影してから、照りつける日差しを我慢して少し早い昼食を摂った。それにしても素晴らしい眺望である。ここにきて少し雲がでてきたが、雨が降るようなものでもなかったので、珍しく30分ほど休憩をした。

休憩を終えて出発する仕度をしていると薮の中を登ってくる者がいた。ガサゴソと頂上を目指しているようだった。私が咳払いをして音を立てると薮漕ぎをやめてじっとしているようだった。万が一の事を考えてトレッキングポールの先端のゴムキャップを外したが、また咳払いをすると「フガー!」と声を荒げたので、その声がカモシカとわかり安心した。

カモシカだけに”シカト”したわけではないが、再び身支度を整えて山頂を後にすることにした。カモシカは山道脇の薮にいるようで、私が山道を下り始めると飛び跳ねて逃げてしまった。彼もまた神室の山に登山しにきて山頂に立ちたかったのかもしれないと思うと気の毒なことをした…とか馬鹿な事を考えながら西ノ又分岐まで再び戻った。

三等三角点 定21 「前神室山」へと続く・・・。


---地名の由来・追記など---
★湯沢市雄勝町と山形県新庄市金山町との境にある、奥羽山脈の一高峰。第三紀の安山岩からなる。山名は「禿」に由来するといわれ、頂上付近は不毛。近くの小鏑山は「禿岳」と呼ばれている。

★カム(神)ロ(接尾)(2)猪ノ伏所(3)乱髪・白頭翁・禿(カブロ)岳との解釈がある。また、鳥海山を中心に、東鳥海山、南鳥海山(神室山)などが修験行場となった。雄勝郡郷土史資料には鏑岳と記し「山頂の小字には大物忌神を祭る。渓流清く風景佳なるを以て、夏山登山する者多く、殊に旧八月一日には農家の参拝登山者多し」とある。
関連記事
スポンサーサイト



この記事へのコメント

トラックバック

URL :

凸山岳登頂人数
プロフィール

デコ山さん

Author:デコ山さん
秋田県内に設置された、三角点の探訪記。

主に、明治時代に設置された一等~三等三角点を訪れています。

また 標石を含めた現地の周辺調査、地名や点名の由来なども掲載しています。

秋田県内で、藪の中をゴソゴソとやっている人がいたら、それは私です。

検索フォーム
カテゴリ
日記 (0)
藪漕ぎ (1)
鳥獣類 (1)
このサイトについて (1)
郷土資料 (1)
年度別 (7)
秋田市(108) (93)
一等三角点 (2)
二等三角点 (10)
三等三角点 (81)
男鹿市(30+位置図) (31)
一等三角点 (1)
二等三角点 (3)
三等三角点 (26)
潟上市(10) (10)
二等三角点 (1)
三等三角点 (9)
大仙市(110+位置図) (111)
一等三角点 (1)
二等三角点 (14)
三等三角点 (95)
仙北市(132) (96)
一等三角点 (3)
二等三角点 (15)
三等三角点 (78)
大館市(110) (0)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (0)
北秋田市(131) (20)
一等三角点 (1)
二等三角点 (1)
三等三角点 (18)
由利本荘市(151+位置図) (153)
一等三角点 (3)
二等三角点 (21)
三等三角点 (128)
にかほ市(34+位置図) (35)
一等三角点 (3)
二等三角点 (4)
三等三角点 (27)
横手市(81+位置図) (82)
二等三角点 (8)
三等三角点 (73)
能代市(57) (36)
一等三角点 (1)
二等三角点 (5)
三等三角点 (30)
湯沢市(101) (101)
一等三角点 (2)
二等三角点 (11)
三等三角点 (87)
鹿角市(88) (1)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (1)
五城目町(23) (13)
一等三角点 (1)
二等三角点 (1)
三等三角点 (11)
八郎潟町(3) (3)
三等三角点 (3)
井川町(7) (6)
二等三角点 (2)
三等三角点 (4)
美郷町(26) (25)
一等三角点 (1)
二等三角点 (2)
三等三角点 (22)
藤里町(34) (10)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (10)
三種町(28) (23)
二等三角点 (1)
三等三角点 (22)
八峰町(29) (16)
二等三角点 (2)
三等三角点 (14)
羽後町(30) (30)
二等三角点 (2)
三等三角点 (28)
小坂町(23) (0)
一等三角点 (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (0)
大潟村(15+位置図) (15)
二等三角点 (2)
三等三角点 (12)
上小阿仁村(27) (0)
二等三角点 (0)
三等三角点 (0)
東成瀬村(32) (30)
一等三角点 (2)
二等三角点 (4)
三等三角点 (24)
車両経歴 (1)
リンク
横手市の巨樹・巨木
横手市の巨樹・巨木のページ
お問い合わせ

名前:
メール:
件名:
本文: