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波05 「吹突山」 湯沢市皆瀬吹突沢国有林


地形図とルート
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▲Google map
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小安岳から望む本峰。
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▲須金岳から望む本峰。
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虎毛山から雲海に浮かぶ本峰を望む。
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▲林道・鳳線現況EPから入山。
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▲杉造林地内の小径を辿る。
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▲ブナ原生林内を登る。
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▲主稜線へと続く激藪の枝尾根を登る。
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▲主稜線に到達。ガスと激藪で方向が良くわからない。
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▲激薮の中、小さな小ピークのコブがいくつも現れる。
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▲ガスで眺望が悪いが、高度感がかなりある。
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▲もう少しで三角点に到達できるが、藪が凄くてなかなか進めない。
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▲三角点に到達。
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▲標石
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▲上部
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▲このままピストンしないで、蝸牛山方面へと下る。
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▲突然、登山道が現れる。
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▲蝸牛山のピークを望む。
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▲急斜面の登山道を下る。
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▲今度は小沢の登山道を下る。
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▲蝸牛山登山口。ハードな登山道であった。
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▲菅江真澄が描いた吹突山周辺の山々。
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▲上記と同じ方角(高遠森)から撮った画像。
---基準点詳細---
基準点コード:TR25840355201
点名:吹突山
俗称:
所在地:秋田県湯沢市皆瀬小安奥山国有林1062林班む小班
冠字選点番号:波05 
種別等級:二等三角点   
地形図:秋ノ宮
測地系:世界測地系(測地成果2011) 
北緯:38°57′57″.0144
東経:140°39′15″.9327
標高:1221.34m
選点:明治40年04月27日
造標:明治40年05月21日
設置:明治40年07月26日
観測:明治40年07月26日
備考:直井 武
---訪点記録---
訪問日:2011.09.24
自動車到達地点:林道・鳳線 現況EP。
歩道:途中まで小径あり
周辺:山林・笹地
状態:正常
保護石:0個確認
出発時間:08:47 駐車地
到達時間:11:27 三角点到達
出発時間:11:57 三角点出発
到着時間:14:10 駐車地
全行程:323分
備考:
---訪点の記---
 国道398号線を奥小安の辺りを走っていると山並みの間から異様に突き出た山が見える。”吹突岳と蝸牛山”だ。1000m級の低山だが、地形図で見ると険しい山なのが良くわかる。
吹突岳登山を以前から予定はしていたが、この山域のデータが乏しく決行できない状態にあった。

 国道398号線沿いにある鳥谷集落から林道に入る。「鳳林道」という名前のようだ。幸いバリケードもなく入れるようである。所々で道を横切る水路の段差が煩かったり、集材場所で泥濘があるくらいで以外に路面は良かった。しかも、地形図に記載されている林道終点場所(P633付近)より200mほど先の小沢の手前まで林道が続いていた。

 車を降りて確認してみると、どうやら登山道があるようで、名前は剥がれていて不明だったが標柱が立っていた。とりあえず、私はこの登山道からアプローチしてみようと思い、すぐに身支度を整えた。

 標柱の立っている入口の他にもう2つ入口があったが、やはり標柱の立っている入口が正解であった。登山道は人の往来があるらしく、踏み込まれていて下草も刈り払われていた。
所々に急坂があるものの、予想外の登山道で暫し楽をさせてもらった。

 このまま吹突岳の頂上まで登山道が…と思ったが、杉林がブナ林に代わると刈払された道もそこで途絶えていた。道が途切れる手前に沢が流出したような場所があったが、良く見るとそちらの方が登山道になっていたので進路を変えた。ここからも刈払いされていて、明らかに登山道は吹突岳へと向かっていた。

 このまま吹突岳の頂上まで登山道があるかもしれないと期待していたが、標高1000m付近で道は途絶えていた。今度は本当に終点になっていたが、ここまで登山道があっただけでも本当に助かった。

 ここからは気合を十分に満たして薮を漕ぎ始めたのだが、1050m付近から猛烈な笹薮となった。やがて潅木と笹が混じると、さらに歩みは遅くなった。この1050mから稜線に出るまでが本当に長く感じられた。

 やっとの思いで吹突岳の肩に到着したが、360度薮の中で今度は頂上へ向かう方向がわからない。GPSのコンパスを使い脱出するも稜線上は薮!薮!薮!の連続。

 しかも、痩せ尾根で北斜面は潅木が多くて歩くのが困難で、比較的歩きやすい南斜面は切れているので踏み外すと滑落の可能性があった。何度か踏み外し身体が宙に浮いたが、そのたびに笹を掴み自力で上がった。また、この稜線上は三角点のある最高地点までコブが何個もあり、鞍部に降りる度に足場が悪くてヒヤヒヤさせられた。また、三角点があるピークが見えてきても、相変わらず薮は濃く、特に濃い場所は斜面にぶら下がりながら腕だけで渡った。

 頂上に到達しても薮の中に三角点の標石があるのみで、棒杭や赤テープなどの人が来た形跡がないように思われた。私は薮を少し払って御飯を食べられるように場所を確保した。御飯を食べながら復路のルートを考えていたが、駐車地は蝸牛山の直下なので往路を戻らず、このまま薮を漕いで降り、蝸牛山まで行くことにした。山頂は気温が低く体温が下がって身体が震え始めてきたので、すぐに身支度を整えて蝸牛山へ続く尾根を下り始めた。

 この尾根も激薮で樹林帯になっている北斜面をトラバースしたりしたが、背丈より高い笹薮やブナの倒木で歩き難く、結局は尾根の南斜面伝いに戻ってきた。ここから見える蝸牛山は、まだまだ遠く辿り着けるか不安になってきた。

 必死に尾根を薮漕ぎしていると1080m付近で突然、北斜面に登山道があった。ありがたい。不安がここで吹き飛ぶ。1060m付近から進路を北に変えて蝸牛山へと向かう。この尾根は急坂だったが登山道のおかげで一気に下ることが出来た。

 鞍部に到着すると山道は十字路となっていたが、蝸牛山へ伸びる山道を辿った。惜しくも蝸牛山のピーク手前で道はなくなっていたが、ちょうど肩の部分から少し景色が見えた。

 先ほどの鞍部の十字路が分岐地点だと思い込んでいたので、再び鞍部へ戻った。しかし、ここからは下降する道は無く、再び蝸牛山へと登り返した。少し迷路のように刈り払われているのでわかり辛かった。

 結局、蝸牛山の肩の手前から下降する登山道が伸びていた。この登山道はとにかく急坂で、ぬかるんでいて滑りやすく、登りでは使いたくないと思った。しかも、小沢が登山道になっている場所が二ヶ所あり本当に迷いやすい。急斜面の下りに飽きてきたころ、ようやく登山口に辿り着くことができた。入口には赤テープに小さく「蝸牛山登山口」と書かれていた。マイナーな薮山だが、スリルと迫力があり十分に楽しめる山行であった。
---地名の由来・追記など---
★吹突 フッ 強意の接頭語 ツキ 高所、台地、動詞(突く)の連用形で突出した所をいうか。
抜粋「地名用語語源辞典」楠原 佑介・溝手 理太郎 P559フク P409 ツキ
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秋田県内に設置された、三角点の探訪記。

主に、明治時代に設置された一等~三等三角点を訪れています。

また 標石を含めた現地の周辺調査、地名や点名の由来なども掲載しています。

秋田県内で、藪の中をゴソゴソとやっている人がいたら、それは私です。

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