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似20 「太平山」 秋田市大字太平山谷字谷山


地形図とルート
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一等三角点 似19「赤山」から見た太平山
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太平八田付近からみた前岳と中岳
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旭又登山口
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林鉄跡の登山道
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林鉄時代の橋?
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インクライン跡
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御滝神社
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根の階段
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御手洗
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稜線・縦走路分岐付近
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曲がった神社の鳥居
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山頂の参籠所
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新しくなる神社
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山頂
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方位盤
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三角点
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標石
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標石上部
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---基準点詳細---
基準点コード:TR15940525501 
点名:太平山 
冠字選点番号:以20 
種別等級:一等三角点 
地形図:太平山 
測地系:世界測地系 
緯度:39°47491694 
経度:140°18384650 
標高:1170.57m
選点:明治28年08月19日
設置:明治41年07月21日
観測:平成23年23月27日
備考:旧設置 明治31年10月20日
---訪点記録---
訪問日:2010.08.14
所在地:秋田県秋田市大字太平山谷字谷山21
自動車到達地点:旭又登山口駐車場
歩道:登山道あり
周辺:太平山三吉神社
状態:正常
保護石:0個
出発時間:06:37 駐車地
到達時間:09:11 三角点到達
出発時間:09:52 三角点出発
到着時間:12:32 駐車地
全行程:312分
備考:
---全行程詳細---
06:37 旭又登山口出発
06:39 駐車場分岐
06:42 赤倉岳登山口分岐
06:47 旭又沢コンクリート橋
06:50 宝蔵岳登山口分岐(インクライン)
06:59 弟子還沢橋
07:03 御滝神社
08:09 御手洗
09:01 馬場目岳方面・縦走コース分岐
09:11 山頂・三角点到達(154min)

09:52 山頂・三角点出発
09:58 馬場目岳方面・縦走コース分岐
10:02 旭岳山頂
10:22 P1031
10:42 笹森分岐地点
11:06 赤倉岳分岐地点
11:22 赤倉山・三角点到達(90min)

11:24 赤倉山・三角点出発(悪天候のため下山することに決定)
11:35 赤倉岳分岐地点(赤倉コースを下山)
12:14 仁別自然休養林・展望台
12:28 赤倉岳登山口分岐
12:32 旭又登山口出発(68min)
TOTAL 312min (355min休憩含む)
備考:
---訪点の記---

お盆休みで、かみさんの実家がある秋田市へ行く事になった。しかし、私はかみさんの家族に気を使う名目で密かに山行をすることにしていた。
計画では森林博物館から三角点のある田茂沢を過ぎて宝蔵岳、弟子還、奥岳の一等三角点を目指し、
復路は旭岳から笹森、赤倉山の三等三角点、馬場目岳の三等三角点を縦走する予定を立てた。
しかし、週明けの天気予報では晴れのち曇りだったが、週末には一転、雨マークとなっていた。
私の目的は景色を楽しみに行くのではなく、あくまで”三角点”なので多少の雨でも決行することにした。

当日は、やはり雨。濡れる覚悟もできていた。しかし、今日は本当に気が重い(二日酔い)。
さらに、仁別から旭又登山口までの林道がたいへん長くて、不安と苛立ちと(二日酔い)で複雑な気持ちになった。
その長い林道は舗装されていたが、所々、砂利の区間があって、山側から流れてくる小さな小沢が道路にまで流れ出ていている始末。
豪雨の際は土砂崩れが心配になる道だ。その林道も飽きてきた頃に、仁別森林博物館が見えてきた。
そして、そこからさらに突き進むと登山口となる駐車場が見えてきた。

流石にお盆と天気の悪さが重なって今日は登山者がいない様子。さっそく私をアブの大群が御出迎えしてくれた。
それより今日心配してきたのが”ヤマビル”。この山域にはたくさんいるそうで、ワーム系が苦手な私にはとても辛い山行と言える。
幸い、足元にはいなかったので素早く身支度して登山口に向かうことにした。

登山口を潜ると小沢のような山道を進み、少し行くと昔の林鉄跡と思われる軌道跡を歩くことになる。さっそく足元が気になる。
赤倉岳登山口分岐を過ぎコンクリートの橋を渡るとジメジメした道に木道が続いていた。
その木道の下に敷かれた木材は林鉄時代のものか?また足元が気になる。
この木道が終わると宝蔵岳登山口分岐があり、インクラインの直線的な道が現れる。
インクライン跡を登って少し行くと、林鉄跡と別れて弟子還沢へ下って今度は木橋を渡った。
少し行くと御滝神社があり、私はここで旅の無事を願うことにした。

ここからは尾根を九十九折に登る。木の根が天然の階段となっていたり急坂などもあった。やはりここでも足元が気になった。
最初は秋田スギやブナの巨木を眺めながら、ひたすら登っていたが、あまりに同じような景色が続くので飽きてしまった。
そんな事もあり、御手洗まで随分と長く感じられたが、着く頃には雨が本降りとなってしまっていた。

御手洗の清水は冷たく、汗をかいた熱い身体を冷ますには丁度良く、疲れが少しとれて身体が軽くなった感じがした。
私は飲み終わるとすぐにまた登り始めたが、ここからも先ほどと同じような景色がダラダラと続く。
やがて周りは潅木帯のようになって岩場を過ぎると縦走コースとの分岐地点に着いた。やはり足元が気になりレインウェアをめくってヤマビルがいないか確認。
天気が良いと素晴らしい景色が広がっていたのだろう。山道脇に支柱の折れた鐘が横たわっていた。もちろん、鳴らさなかった。

頭のひん曲がった鳥居を潜り最後の坂を登りきると山頂に着いた。新しい神社が建設中でもう少しで完成の様子。
資材が所々に積まれていて歩きにくくなっていた。残念というかレアな体験とポジティブに考えたのは言うまでもない。
新しい神社が結構大きいので、基礎工事の段階で三角点が撤去されたりしていないか心配になった。真昼岳の例もありますからね。

山頂は濃いガスに包まれ眺望は全くなかった。山小屋に常駐していた神社の職員の方といろいろな話をしながら休憩をとった。
その間、天候がさらに悪化してきたので、山頂を離れるまで縦走を決行しようか迷っていた。。
しかし、コースは殆どが樹林帯で最悪の場合は赤倉コースをエスケープ・ルートにすれば、赤倉岳分岐までは結論が持ち越せるので、
とりあえず、赤倉岳分岐まで行ってみることにした。

縦走コースに入って、旭岳の頂上にある祠から急な坂をアップダウンを繰り返しながら歩き続けた。やはり足元が気になる。
所々、山道には草が被さって薮のようになっていたが、踏み跡がしっかりしているので迷うことはなかった。
笹森分岐から赤倉岳方面の山道は歩く人がいないのか荒れていて、薮漕ぎを強いられる箇所が何箇所もあった。
このあたりまで来ると雨がさらに強まり樹林帯の中といえども、土砂降りとなった。ブナの樹を伝う水が滝のようになっていた。
笹森分岐から薮の中を下り、登り返した先に赤倉岳分岐の支柱があった。最終決断の時だ。

冷えた身体と天候のさらなる悪化で、今回は赤倉山の三角点まで行って帰ることにした。
分岐からはトラバースするように山頂へ道が続いていた。私はここを一気に走って登りつめた。
山頂に到着してさっそく三角点の標石の頭を軽くポンと叩いた。地図の一点を叩いた瞬間だ。
やはり遮るものがない稜線は凄まじい天気で、樹林帯の中とは違った。めちゃくちゃに雨が身体を叩きつけ、何がなんだかわからない状況となっていた。
馬場目岳まで縦走できなかったことが悔やまれたが、この中を馬場目岳までさらに5km歩くのは危険と思えた。写真撮影を終えるとすぐに山頂を後にした。

*赤倉山(P1093.1)山頂の支柱に「赤倉岳」と表示されているが、地図では北隣のP1084が赤倉岳になっている。
*登山者が「赤倉岳はこの先→」と書き加えています。縦走される方は間違えないようにしていただきたい。

私は山頂から一気に降りてまた分岐まで戻った。エスケープ・ルートに選んだ赤倉コースはさらに荒れていた。ここでもや足元が気になる。
道が心許ない場所も多かったが、薮漕ぎばかりしている私には微かな踏み跡があるだけで十分と思える道だった。
さらに雨が強まり山道が沢のようになっていた。靴の中は濡れてぐちゃぐちゃで、ヤマビルが入り込んでいたらと思うと身震いしてしまった。
とりあえず、車までの我慢と思い歩き続けた。

展望台までくると雨は落ち着いてきたが、相変わらず降りつづけていた。
この赤倉コースは急坂が多く、尾根を直登するような形で九十九折など気の利いた場所も殆ど無く、逆コース(登り)だったら辛いものがあると感じた。
山道を下りきると軌道跡にでたので少しホッとした。また駐車場分岐から登山口までの間は山道が川になっていた。
登山口に戻ると赤倉沢は増水して濁流となっていたが、幸い橋を渡れるようだった。いつの間にか駐車場には車が3~4台止まっていた。
一人、年配の方がこれから登る仕度をしていたが、三吉神社に常駐する交代の方と思われた。半ズボンを履いていたので自然に足元に目が行ってしまった。

私はヤマビルに襲われまいと足早に駐車場を後にして、仁別森林博物館に立ち寄った。帰りの林道は潅水している箇所もありとても危険だった。
仁別まで戻ると「木コリの宿」という温泉に入った。ザ・ブーンの大賑わいとは対照的な静かな宿で、ゆっくりと疲れを癒した。

この日、大雨洪水警報が発令され、床上・床下浸水した場所もあったそうだ。今回は引き返して正解だったのだろう。

それから、恐怖の”ヤマビル”は今回、一匹もいなかった。
「木こりの宿」にあった手作りの大平山の本には、スキー場から前岳・中岳方面の登山道に、4月を過ぎた頃からヤマビルが振ってくる程たくさんいると書かれていた。
違う意味で夏の涼を感じた一瞬である。
---地名の由来・追記など---
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秋田県内に設置された、三角点の探訪記。

主に、明治時代に設置された一等~三等三角点を訪れています。

また 標石を含めた現地の周辺調査、地名や点名の由来なども掲載しています。

秋田県内で、藪の中をゴソゴソとやっている人がいたら、それは私です。

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